ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

衣替えとなりますが

六月に入ったので衣替えがひっそりと行事予定表にありましたが…。

天候の不安定さが目立つ近年

最近は5月ごろになるとすっかり気温も上昇して冬服で過ごすのが厳しいことが多い。かと思えば、先週のように雨が降ると肌寒かったりすることも少なくない。

室温、気温は生徒の体調にも直結するので、近年、勤務校では衣替えのタイミングがずいぶんと長い期間になっている。エアコンをフル稼働させるというのも、地球環境に優しくないし、そういう時代でもない。

個人的には季節感の分かる行事は意識した方が良いんじゃないかと漠然と思っているので、実際の運用はともあれ、生徒に衣替えの日は衣替えだと伝えるくらいはしてもいいのではと思っている。一方で、もうここまで気候が安定しないならば、衣替えという名目にこだわる必要も無く、むしろ制服については自分で冬服か夏服かを判断すれば良いのではないかと思うのである。

服装を選ぶのは譲歩なのか?

ただ、こういう話をすると「規律が乱れる」と一蹴する教員は少なからずいる。

健康の問題もあるし、かつてのような環境ではない現実を思うと、制服の範囲内で服装を選ぶことは、規律を乱すような生徒への譲歩なのだろうか?

何も私服にしろというわけでもないし、制服を着崩してもよいと言っているのではない。

この例に限らず、体感的には、生徒に何か選択肢を渡して、考えさせること自体を「規律が乱れる」と嫌がる人は少なくない。

指示を守って、大人のイメージする枠内に収まっていてくれることが、大人にとっての安心なのだという姿勢が感じられる。

個人的には好みではない。ただ、それを本気で「将来の本人たちのため」と思って発言している人もいるので、全面的に対立したいとは思っていない。本当に「将来のため」になるのかは議論が分かれそうだけど、だいたい感情的な対立になる。

見えているものは色々あるのだ。

本当に色々。

一つの例であって

服装一つとっても感情的な対立になる火種が数多くある。

それは悪意でやっているわけではない。善意での対立になるため、余計に気を遣いながら、尊重しながら話を進めなければいけない。

でも、時々は正面衝突した方が健全だと思うけどね!

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