学校は日々、色々なことが起こる。
全部の物事に対応していたら仕事がインフレして早晩行き詰まる。
でも、スルーしたらあまりよくないことも数多くあるのです。
目立つことは大ごとになりにくい
特に根拠がある訳ではないが、学校に起こる色々について振り返ってみると、目立って何か訴えかけられているものについては、さほど大きな問題にはなりにくい。というのも、騒いでいるうちに対処方法を嫌でも考えることになり、結果的に問題を放置することが少ないからである。
まあ、目立つことは対処方法を間違えると、大炎上にもなるので決して簡単に対応できるという話ではない。
ただ、訴えかけてもらえるものについては、ちゃんと真摯に相手の話を聞き取り、事実を詳らかにして、どこならば折り合えるのかということを議論すれば良いので、きちんと解決への道筋は見えやすい。
逆に相当に対応が難しいのが、静かに怒りを溜めているというパターンである。
訴えかけがないものは危ない
当事者に対して、直接的な訴えかけが無いことは非常に危ない。
深い不満を抱えているにもかかわらず、当事者に文句を言わないのは、「言っても無駄」という失望の結果である。
自分の見えないところで、他の人へ不満を伝えているという状況は避けたい事態だ。
回り回って自分のところに聞こえてくるのであれば、まだ幸いである。
でも、残念ながらそうやって間接的に聞こえてくることは、問題のレベルが小さく見えがちであり、対処を後回しにしがちなのだ。誰かが親切に言ってくれたとしても「あー、そういう様子もあるかもしれませんね-」くらいに流してしまって、「暇があればあとで対処しよう」と思い、その「後で」が永遠にやってこないのである。
その結果、何が起こるか。
果てして、破滅的な爆発である。
小さな問題を他人任せにしない
自分が把握し損なった小さな問題ほど無視しない。自分の目に入ってくる小さな問題であれば、いつでも介入するという手段を準備できる。
しかし、見えていない小さな問題は確実に自分に炸裂する。問題の大きさを正しく評価できていないということを自覚した方が良い。
他人に言われてせっつかれるのは面白くないし、後回しにしたくなる。しかし、他人から指摘された小さな気付いていないことを放置してはいけない。