ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

時が経つにつれて感じる変化

本日が10月最後の日曜日。

10月が終わるといよいよ年末という気分になる。

年末を意識し始めると、4月からのことを考え始める時期でもある。校内でも次年度のコース選択を生徒に尋ね始めるなど、今年がいよいよ終わっていく感じがする。

力が落ちていく感覚を持ちながら

気付くと年末だという実感を持つことが増えた。

確実に加齢している結果である。年齢に比して自分の時間感覚が短くなっている。

だからこそ、気をつけないと自分が何か勉強したり時間を投資したりして成長しようとすることが後手に回る。

年度の初めにやろうと思っていたことも、油断をすると全く何もやらないで一年が終わっている。そんな時間が増えてしまっている気がする。

まだ、体力的に衰えている感じはしないので、体力任せな仕事の仕方はできるし、いざ追い込まれれば馬力は出せる実感はある。

ただ、油断していると、何もしないで過ごしてしまう時間が増えている気がするのである。もっとバリバリと本や論文を読めたりしていた(気がするという妄想かもしれないが)ことを考えると、だいぶ出力は落ちている。

自分の出力が落ちていることを考えると、何も目標を持たずに漫然としていると、日々の業務に押し流されていく感じがする。もう世代的には中堅であるので、自分の裁量で学年や学校を動かすような仕事がちゃんと増えているのである。そういう仕事をきちんとこなすことは大切だが、それにばかり時間を取られていると、自分の動きが鈍くなる。

変化を呼び込む

自分の鈍くなる動きに鞭を打つためには、自分から発表の場所を見つけていき、人と約束して、何か成果を出すきっかけを作らないと難しい。

漫然と日々の業務を過ごしていても、目の前の仕事のクオリティが下がっていくことはない。ただ、少しずつ自分の中の正しさと時代のニーズのようなものがすれ違っていき、自分を見直すきっかけを見失うだけで……。

他人からのフィードバックや意見をもらわないと、自分を追い込んで勉強することは難しい。誰でも漫然としたい。

自分から何かをしようと決めて、自分との約束を増やしていく。

何か研究発表を引き受けるのもよし、研究費の申請に挑戦してみるのもよし、誰かに宣言して何かをまとめてみるのもよし……とにかく内向きにならないようにするしかないのだ。

誰かと約束して何かを始めることで、自分に対して嫌でも変化を呼び込むことになる。

そういう変化に向き合って行くことでやっと、怠惰な自分に何か勉強のきっかけを呼び起こすことが出来るのだ。

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