11月の最終週が始まった。
カレンダーを数えると長い二学期もあと三週間ちょっとで終了である。あっという間に一年が終わりを迎え、次の年を睨みながら作業を進めていくことになる。
考え込むほど損である
観点別評価の趣旨とそれと食い合わせの悪い内規との間に頭を痛めている今日この頃。考え込むだけ損だという気分がしてきている。
実質的に生徒に意味のある評価でなければ、ただ値踏みして終わりである。
そういうことはあまりやりたくない。
ただ、数値として評定を出さねばならないので、仕方なく評定はどこかで諦めてつけなければいけないのである。うーん……せめて学期ごとに評定を出すことはやめて、代わりのフィードバックのやり方の方が好みだ。ただ、そんな莫大な手間をかける評価を学校全体で動かすことが現実的ではないだろうという気分もする。
内規と理想が矛盾するのであれば、どこか適当なところで折り合いをつけるしかない。その折り合いの付け方は搦め手でも正面突破でも大した問題ではない。
さっさと決断して、やってしまうのがベターなのだろう。
片付かない片付けを
一年の3分の2を終えようとしていると、非常にものが増える。
しかし、年が明けると教室が入試会場になるため、そのための準備をすることになる。入試会場にはものを置けないので、この増え散らかしたものを片さなければいけない。
捨てるのが一番手っ取り早いんだろうなぁ……でも、捨てるって決断がつかないものである。割とあっさりと手放せる人もいるのだけど、自分はそういう性分ではない。そもそも本が捨てられない。
一年が経てば出て行く場所なのだから、せめて一年の間くらいは好きにさせてくれよと思うのである。
大人の都合ばかりの学校は面白くないものである。
自分たちの場所だと思わないから、なかなか校舎も汚いままなのだ。