二学期の終わりが見えてきているので、色々なことに備えている。
結局、教員の仕事の多くは備えるということなのだ。
ヒューマンエラーを防ぐ
この時期に一番嫌なのがヒューマンエラーである。
自分で気をつけているつもりであるのに、つい意識の間隙に落ちてしまったことに限って大ごとになる。
事務作業が立て込んでいる時期は、つい手順を守った作業を飛ばしがちになる。で、そういう時に限ってミスが大ごとになる。勘弁してほしい。
とにかく学校には余剰戦力が無い。だから、ダブルチェック機能が余裕ない状況でやることになるから、チェック機能として非常に弱い。何かあったときにすぐに誰かを助けに出すことすら難しい。
もう自分で自分のミスを減らすしかないのである。
結局、人間の意思の力に頼るので失敗するのである。できるだけ機械的に処理をすることが望ましい。もしくは手順をとにかく極限にまで減らすことである。手順を増やして仕事に忙殺されて、人間の力で問題解決に走りがちな学校はまるで逆の方向に疾走している気がしてならない。
もっとICTを使ってほしいと心の底から思うのである。
落ち着いて考える時間を……
時間をかけて丁寧に一つ一つの状況を確認してみると、意外なところにミスが見つかる。そもそも時間をかけないで慌てて作業しているからミスするのであるけど、ミスせざる得ないような環境にいるので優しく見てほしい。
なんとか時間を見つけてやってきたことを点検するのがせめてものミスを防ぐ手段である。
これが生徒が登校しているときには難しいものである。やはり生徒が登校している生徒の動向に気が取られるのである。
休日出勤して事務仕事をしている先生が少なくないのはなぜか。
それは集中力が段違いだからである。
あまりよい働き方ではないのだけど、ミスをしてはいけない仕事だからこそ、集中できる時間を取ろうとする人は少なくないのである。
こういう労力のかけかたがもう少し緩和できる仕組みが出来てきたら良いのだけどなぁ……。