ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

出願書類に悩む時期に

最近は出願書類に「志望理由書」や「学修計画書」の提出を一般入試でも求める大学が増えている。長さは本格的に手間のかかるものからちょっとしたものまでかなり差がある。

ただ、やっぱり書けないで悩んでしまう生徒は少なからずいるのである。

大学によって本気度は違うので…

これは肌感覚に過ぎないのだけど、おそらく形だけ提出させている大学と本気で資料に使っている大学とでかなり差があるように思う。そして、残念ながら、まだ前者の方が多い、もしくは使うとしても比重が低いというパターンは多い気はする。

逆に本格的に書かせるところは、問いかけの仕方から工夫されているので、まあ、手を抜いて書くという選択肢は初めから無いだろう。

だから、出願ギリギリになるまで思い悩む生徒はいるのだけど、ある程度のところで手打ちをして、自分の優先度の高い課題に取り組んだ方が、一般入試に関しては合理的だろうと思う。

併願も可能な状況である以上、志望理由書を重く評価しては選抜しづらいだろうし、多くの受験生も志望理由書に時間はかけていられないだろう。

※国公立大学はその意味だと出願が限られるので、比重は重い可能性は高いだろうなぁとは思うところ。

あまり思い悩みすぎるのは精神衛生上よくない。

大切なのは一貫性

ただ、比重は軽いとは言え、気をつけた方が良いのは文章の中の一貫性である。

だいたい、まずい志望理由書は最初と最後で辻褄が合っていない。辻褄が合わないのだから、当然、真ん中もグダグダになるのである。

そういうグダグダぶりは一見してすぐに分かってしまうので避けた方が良いだろう。

あまり大仰なことは言えないとしても、矛盾してしまうことは言っていないという水準は確保した方が良い。

だから、書き出すにあたってはある程度の言いたいことをはっきりさせておいて、最初と最後の書き出しと結びに目処をつけて、要素を数えだしてから書いた方が良いのである。

あと、面接のある学校は注意である。書いて出したものを使って面接する場合がほとんどなので、これはちゃんと自分の言葉で書いておかないと確実に面接で厳しい。あまり無理をせずに、きちんと自分の進路の見通しを平易に書いた方が良いのです。

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