こんな記事を見た。
読書は本当に習慣が大切ですよねぇ…。
すぐに本を読める状況にしておかないと、やはり色々なものに気が取られて本を読む習慣は身につかないものです。
生徒たちの様子を見ていると、読書が出来ない一番の理由は「時間が無い」なのだろうと感じるのです。
授業で時間さえあれば…
自分は定期的にリーディング・ワークショップを行って、生徒に読書をしてもらう試みをしている。ひたすら、その時間は生徒に本を読んでもらうという時間である。
そこでの生徒の読書の様子を見ていると、決して読書が出来ない子どもはいないのである。ちゃんと適切に自分にあった本を選べるようになるし、自分の力で読めるようになる。ペースも難易度も人によってはまちまちだが、時間があれば読みたい、読めるという生徒は少なくないのである。
ただ、自分が教えている高校生について言えば、致命的に時間が無いのである。
時間が無いから本を手に取る暇がないのだ。
手元に本が届きにくい
本が近くにあれば読むようになるのか?その問いに対する答えとして、個人的な感触としては「読むようになる」と思う。自分は教室に200冊くらいは自分の本を置いているが、熟読はしなくても定期的に生徒は本を手に取っている。
図書室に足を運ぶ時間すら、なかなか取れないのが実態である。
よほど意識していないと、手元にすぐに本が読めるような状態で準備されることは難しい。スマホがあれば暇つぶしもできてしまう。本が手に取られる優先度は低いのだ。
そういう中でも少しずつ抵抗しながら、生徒に本をとってもらおうという試みをするのが自分の仕事でもあると思っている。自分に合った本を読めるようになれば、ある意味で高校の国語の仕事は果たせたとも思う。
そのためも、本当は至る所に本をおけたらいいなと思うのである。
何か良い工夫は出来ないものかと思うのだ。