この時期は精神的に忙しい(実際、細々と思い通りにならないこともあるから予定が消化しにくいんだけど)。
結果的に気づいたら月曜日から授業だというのに、あまり授業に対してエネルギーを使えていないような気がしてきました。
のんびりしすぎたというか上手く気分が乗らなかったというか……。でも、授業はもう目の前です。
ゴールは見えている……つもり
具体的な目の前の教材については全然気持ちが乗らないせいか見えていませんが、今年、一年のゴールは比較的見えているつもりです。
単純に言ってしまえば、今年はとにかく「書くこと」を徹底して、継続的に書き続けてもらいたいなぁと思っています。最終的には、まとまった量の探究学習の成果を「研究論文」と題してまとめてもらいたいなぁと思っている。
イメージとしては、若狭高校の渡邉久暢先生の「こころ」の授業のような感じ?
年間通して読むことと書くことを連動して指導していくことを考えていきたい。
自立した学習者になるための指導をしたい
自分にとっての授業は「一人一人が好き勝手やれるようになるための準備」のための時間だと思っている。カッコつけて言うなら「自由」になるために必要な手段を伝えることに主眼がある。だから、何かを一生懸命解説して「分かりやすかったです」と言われることには興味ないし、むしろ「わかったからなんなんだよ…」とつまらない気分になる。
まあ、それはともかく、どうやって考えるのか、何のために考えるのか、考えてどうなるのかということを生徒がどのように感じているのかということについては比較的、神経質に考えているつもりだ。
生徒には考える力があるし、損なわなければ好奇心だって持っている。
それをどう生かすかを真剣に考えなければいけないと思っている。だから、今年、継続して「質問づくり」を指導することは決断している。
たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」
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一年間を通して「質問づくり」に取り組むことで、最後には自分で探究的な学習ができるようなところまで生徒を連れていくこと……それがおそらく自分の今年の一番大きな仕事になる。
授業が始まるのは楽しみです
どこまでやれるかはわかりません。
しかし、子どもたちはきっと期待以上のことを返してくれると思います。
表現することや考えることは本当は楽しいはずなんです。楽しくなくしてしまっているのは誰のせい?