定期的によい面白い講座が出てくるんです。gaccoって。
過去にもいくつか紹介したことありますね。
これはかなりお得ではないか…?
そろそろ世の中が飽きてきたせいか、話題にならなくなってきたアクティブラーニングですが、それでも、「授業とは何か」ということは考えていかなければいけないという時代にあるのは間違いない。
各所でいろいろな研修が行われていることを耳にしますが、なかなか好き放題なことを言われているという話も聞きますし、そもそもアクティブラーニングの研修がちょっとグループワークさせた程度の座学を「ほら、アクティブラーニングでしょ」というような講座になっているという悪い冗談なども聞きます。
そう考えると、今回のgaccoの講義を提供してくださる先生方は、プロの研究者なのである。

活用型学力を育てる授業づくり―思考・判断・表現力を高めるための指導と評価の工夫 (シリーズ・21世紀型学力を育てる学びの創造)
- 作者: 木原俊行
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: オンデマンド
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そもそも第一週目の講義の予定から期待できる感じ。
第1週:アクティブで深い学びとは
- 今、なぜアクティブ・ラーニングなのか
- アクティブ・ラーニングの教育学的位置づけ
- アクティブ・ラーニングで育む資質・能力
- 学習指導要領とアクティブ・ラーニングの接点
- 教育現場におけるアクティブ・ラーニングの好事例
個人的に、トンデモアクティブラーニングとまともなアクティブラーニングの解説なのかを見分けるコツとして「背景説明」をきちんと学術や学習指導要領と結びつけて、実践紹介よりも先に我慢強くやっているかどうかという点があると思っている*1。
その分だけ、視聴する側も一生懸命勉強しないとね。
学び続ける教員でいるために
アクティブラーニングの捉え方一つとっても、その教員がちゃんと勉強しようとしているのか、某B社に踊らされているのかM出版社の薄い実践本を読んで見切ったつもりになっているのかって分かりますよね。
辛辣なことをいうけれど、ちょっと勉強をサボるとすぐに頭は固くなるし、現状維持しかできなくなる。
この講座をちゃんと6週間続けられるといいなぁ……忙しいと続かないかも。
*1:背景説明でラーニングピラミッドが出てきたりオズボーンの話しか出て来なかったり、勝手な定義を作ったりしているのは……以下略。