ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

本当に使うんだろうな……?

UX Book Club Warsaw 10. (2011-03-09)

推薦入試の出願ラッシュです。

個人的には出したいのであれば、どうぞご自由に出してください……という気分である(実際は、かなり厳しく問うけど)が、生徒は勝手に出願することが出来ない仕組みになっているのです。勝手にどころか教員の手を煩わせまくらないと出願できない仕組みになっている。

なぜなら……「(学校長)推薦書」なるものがあり、教員に被推薦者について長文を書けという仕組みになっているのである……。

本当に読んでいるのか…?

まず一番気になるのが、これだけ面倒なことを要求しておいて(場合によってはA3で手書きで書けという労働力を理解していないような無茶なことをいう大学もある)、本当にその手間に見合う程度に読んでいるのだろうな…?という疑念である。

面接の参考資料程度にしか使わないのであれば、正直、「調査書」という面倒な書類もすでに準備しているのだからそちらで十分じゃないのかと思うのである。

公募推薦ならばきっと活用しているのでしょう。しかし、ほぼ合否が決まっているような指定校推薦の場合は……。本当にこちらの労力に見合うほど使っているのでしょうな……?

むろん、生徒が人質であるので、どの書類よりもエネルギーをかけて書く。

しかし……手書きである必要があるのか?別に校長印があれば書類としての効力は問題ないんじゃないの…?

Web出願しているのに…

何が腹立たしいかって、学校としてWeb出願させているくせに、推薦書だけは手書きで出せという学校がバカみたいに多いことだ。

なんだよ、自分のところの事務作業の手間は軽減しているクセに、学校には時間のかかることやらせんのかよと、心の底からイラつくのである。

何度もこのブログでは言っていますが、自分は死ぬほど手書きが嫌いです。早く滅べと本気で思っているくらいに嫌いです。人にこの話題に触られるとキレます。怒鳴りつけて話を打ち切るレベルに嫌いです。

Web出願させるくせに手書きさせる……本当に許しがたい。

無駄な書類を減らしてくれ…

そもそも入試の結果が教員の作成する書類に左右されるってのもあまり気分の良いものではない。生徒に選択権があり、誰に書いてほしいか決められるというのであれば、それはまだ理解できる。

しかし、教員が、担任や進路担当が作る推薦書から何が分かるというのだろう。結局、欠点なんて書けないし、美麗字句を飾ることになる。教員の言語能力の良し悪しで差がついてしまうとしたら、それは生徒を評価したことになるのか……?

形式としてやっているのであれば、本当……今すぐやめてほしいと思うのである。

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