ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

出願の季節

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オンラインと対面のハイフレックス型授業という苦行をしながら、高校3年生はいよいよ総合型選抜の出願が始まっており、書類対応に時間がかかるのである。

緊急事態宣言でも出願は待ってくれない

非常に厄介なことに、生徒が登校できない状況であっても総合型選抜の出願日程は変更されない。だから、生徒が登校してこなくても何とか出願にたどり着けるように、出願書類を指導しなければならないのである。

確かにオンラインで書類のやりとりはできるようになったのだけど、こと総合型選抜の書類のような指導は、ただの文書のやり取りでは済まないことが多い。一昔前のAO入試とはちがって、大学から出願に際して課されている書類もかなりの分量と難易度が求められている。

その書類の難易度は偏差値に比例して難しくなるというわけではなく、一般受験ならば中堅レベルの大学であっても、総合型選抜となると途端に難関校が課してくるような書類よりも重くなっている場合が少なからずある。

いやぁ…書類を指導していて思うが、よい入学前教育になっているなと思う。大人が下手に入れ知恵して生徒の考える余地を奪ってしまうよりも、苦しませてもしっかりと自分で考えさせるべきだと思うのですよね。

残念ながら、総合型選抜の出願傾向は生徒が割と安易志向で出願校を選びがちであるので、その大学、学部の特色をろくに理解していないという事態も少なからずある。そういう状況も大学側はわかっているのだろうなと思う。出願に当たっての書類をしっかりと調べながら書こうとすると、その大学や学部学科の全体像への理解が深まるようにできているなと思う。絶妙な難易度になっています。

逆にただ、負担ばかり重くなるような課題の出し方をしている大学にはあまり良い印象はないですね。見た目はよく似ているけど、課題の置き方や書き方の条件の文言の神経の使い方が全然違うと思うのです。

来週が一山

そんなわけで、色々な大学の出願が来週に比較的集中しています。

動き出しが遅いとそろそろ苦しくなってくるころである……週末は修羅場か?

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