私立のAOや推薦の出願の山場が終わりましたが、そろそろ国公立の出願が始まりますね。
私立に比べて、さらにハードな書類提出が求められるのが、国公立のAO推薦である。
なかなかハードな課題にめげそうな生徒(と教員)がいると思いますが、「語るべきこと」があるならば、挑戦しても良いのだと思うのです。
語るべきことがあるか
一番、大切なことは「語るべきこと」を持っているかということである。志望理由書を大量に読んでいて一番うんざりすることは、「金太郎あめ」で誰の名札をつけても出願できるようなものである。
自分が誰かにちゃんと語りたいと思う問題意識と、語るだけの知識を持ち合わせていないのであれば、やはり普通に受験勉強したほうがいい。
どんな相手が読むのか、むしろ誰に読ませたいのかという気持ちがあるからこそ、語れる言葉があるのである。
自分を否定される覚悟を
そんな言葉を誰かに伝える、そして合否を判定されるということは、点数が取れないで不合格にされるよりもよほど精神的に堪える。
そもそも志願書類を作る段階で、ダメージが蓄積されるのである。そうやってボロボロに必死になって準備しても、だめな時はだめである。非常に堪える。
だから、本当、チャンスが増えるくらいで出願したらダメだよ……。安易に勧めて面倒も見ない指導をするようなことが減ってほしいのだが……。