ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

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意外と読めないことばかり

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今日も今日とて添削。

授業で記述問題を投げると自分に添削が跳ね返ってくるのはご愛敬。

きついのであるが、きちんと生徒の出来を読み取らないといけない時期であるからねぇ……なかなかハードである。

間違え方はよく似ている

添削は人が思うよりも時間が掛からない。というのも、だいたい不足する要素や書き方の不十分さは似通ってくるからである。逆に言えば、今までの授業で足りなかったことであると言える。

意外となぁ……基本的なことが読めないというか、やっていなかったことが鈍くなっているというか……まあ、見事に間違え方は同じだなぁと思う。

短慮浅慮になりやすいけど、ちょっと待てよと考えるだけの余裕を持たせたいところだ。

段々と他人事になりやすく

上位大学ほど、何をやらせたいかということははっきりしているし、あっさりと他人事に読むのではなく、自分を媒介に理解することを求めている。例えば、東大などははっきりしていて

総合的な国語力の中心となるのは

1) 文章を筋道立てて読みとる読解力

2) それを正しく明確な日本語によって表す表現力
の二つであり,出題に当たっては,基本的な知識の習得は要求するものの,それは高等学校までの教育課程の範囲を出るものではなく,むしろ,それ以上に,自らの体験に基づいた主体的な国語の運用能力を重視します。

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと | 東京大学より・下線強調は引用者

まあ、どこまで好きに書けるのかは全然分からないが、過去の生徒の得点開示のデータを眺めていると、割と踏み込んで書けるし、少なくともつなぎ合わせは点数になっていないのだなぁと見える。

下線強調したように、「自らの経験に基づいた」という点がなかなか曲者で、入試演習ばかりしていると、自分が段々と棚上げされて、文章を処理する練習に意識が向きがちである。

焦る時期だからである。量は量でクリアしなければいけないから、そりゃあイチイチ考えている暇もないかもしれない。

でも、結局、量でクリアできるものでもない。そして、小手先の知識量で言葉を弄せばいいというものではない。

納得をして、意味を理解して、自分にとっての価値を生み出す……そんなために本来は読むという行為があるのに、なかなか演習ばかりやっていると本末転倒になるなぁと。

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ところで、どうでもいいけど、青本の解答は時間内に生徒が書きあげられるイメージは湧かない。それは自覚して青本は編集されているけど、生徒には伝わらないでいらん悩みを持つのは毎年の恒例行事。

小論文は書く前に勝負は…

同じような理屈で、いくら小論文を粗製濫造しても上達しない。

結局、書く前の問題設定、書くべきことの枠組みの作り方で、勝負がついてしまっている。

他人事になって、本文を継接ぎするような文章になってしまうと、なかなか修正は難しい。

ちゃんと、スタートから考えさせないとダメだなぁ……。そして、そのスタートを我慢強くやれるかは……なかなか伝えるのに辛抱も必要なところだ。

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