腰が痛いと文句言っているうちに二月です。時間が進んでいくことはこの上なく早い。
入試が本格化する
2月1日は中学入試の都内解禁日でもあるし、大学入試でも入試日の学校が一気に増えてくる日である。誰でも名前を知っているような大学の受験が少しずつ増えてくるし、一月中の入試の結果発表なども出てくるのが2月1日である。
6年前に2月1日に入試した生徒が、また同じ日に入試をするというのも不思議なものである。
数年前に自分が2月1日に上手く行ったのであれば、その時と同じように頑張ってくれればいいし、もし後悔を残して大学入試に臨むなら、気負うことなく、今の自分が出来ることを頑張ればいい。
入試は不思議なもので、始まってしまえばあとは息つく暇もなく、アッという間に日数が過ぎていく。合否発表も今はほとんどネット発表であり、ドキドキしながら合否を確認しにキャンパスに行くことも少なくなっているだけに、合格も不合格もクリック一つである。あっさり結果を突き付けられる。
今年の入試の合否も開き始めているが、予想外に厳しいところもあれば、妥当な結果だと思うような場合も多い。今年はセンター試験の点数が上がった分だけ、各予備校のボーダー予想もなかなかブレているなぁ…。
こうやって毎日、ドキドキしながら合否を確認して、気の張る毎日を過ごすことになるのだろうと思う。
担任としてはやるべきことはやった。動向も定員充足率も示したし、理想のパターンも示した。過去問の特徴も教えてあるし、組合せの意図も伝えた……だから、ちゃんと合格は自分の力で取れるはず……なのだけど、この期に及んで、面談で打ち合わせたことと全く違うことをやりだしたり……まあ、じたばたしたら厳しいよ。
卒業式までの準備を
入試は入試で大切なのだが、この時期は卒業式の準備もある。
今日も今日とて卒業記念品の対応があったり、卒業証書の内容が正しいか点検したり、色々とやることがある。
思えば、今、自習にやってきている生徒たちも、あと一か月もすると私物をすべて引き払って、登校もしてこなくなるのだなぁ……。三年間、飽きるほど顔を合わせてきたけど、国立の後期まで考えてもあと二か月で本当、サヨナラである。
あと二か月がカウントダウンである。
俵万智の短歌に「これからの二か月」は「何もかも思い出として始まる」のである(著作権も心配なので丸々写さないので興味あったら調べてみてください)。
サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)
- 作者: 俵万智
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1989/10/01
- メディア: 文庫
- 購入: 18人 クリック: 892回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
二月は来年度の人事も見え始める時期だ。
いよいよ、心地の良い場所から自分の身を移していかなければいけない時期だ。そのために、これからのまず二週間を、勇気づけながら、ちゃんと受験を生徒と乗り切っていきたい。