今日は昨日とうって変わってゴリゴリの受験指導の勉強に出張。
駿台の東大入試問題研究会へと行ってきました。勤務校としては進学指導で集客していることもあって、生徒からのニーズはあるからね……。
あとは、今年は自分の教えていた生徒が複数名、東大を受験して合格しているので、彼らからもらった再現答案と見比べてみたらどうなるのかという興味もあり、出張に行ってきました。
個人的な好みとしては青本は好き
受験期に生徒に過去問集で進めるのは通称青本、駿台の過去問集である。
東大入試詳解25年現代文―2017~1993 (東大入試詳解シリーズ)
- 作者: 駿台予備学校
- 出版社/メーカー: 駿台文庫
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
絶対に入試会場で生徒が書けないだろうなと思う模範解答であるけど、すっきりと筋が通っているので、生徒に勉強してもらう手本としてよいよなぁと思っている。有名な赤本は……あまりお勧めしません。
たぶん、これは自分が現役時代に駿台の問題集を使って勉強していた割合が多いからだろうな、うん。
手探りで採点基準を考える……
結局、入試の本番でどのように採点されているかということは、どこからも漏れ伝わってこない(そもそも配点する不明)のだから、実はこうやって推測して採点基準を決めて色々と相手の腹を探っていること自体、滑稽なことなのかもしれない。もしかすると、今年から出題意図や模範解答例などを示すことになっているので、もう少し見えることが増えるかもしれない。他の大学の出し方を見ると……あまり分かることは増えない気もするが…。
本来、文章を書いて仕上げるという作業は、時間のかかるものだし「〇〇だから〇点」と割り切れるものではないのだけど、入試なのだからそう言って採点しないのも指導しないのもダメである。きちん、それなりに納得しうる基準を作って落としどころを探っていくという手札も持ってもらわないとダメだよなぁと。
しかも、現代文だけではなく、五教科七科目のセンター試験があり二次試験も5科目ある訳で……効率的に、明確に……そういうベクトルの勉強も必要かと。
仕事の振れ幅
昨日までは探究で自由な学びを、今日になってはガチガチの受験指導を。振れ幅が広いなぁと淡々と思う。
すなわち、勤務校での仕事の幅になっているのだが、どうも受験指導の方の仕事ばかり増えてきている。自分としては探究の仕事をしたいんだってば……。
まあ、自分の気持ちはさておき、期待されて回ってくる仕事にはきちんと結果を残せるように努力をしよう。シンプルに、効率的に成果を出して、生徒の余裕に繋がれば、それはそれでいいのではないかと思っておこう。