中だるみの時期を迎えることもあるので、色々な仕掛けを作っています。しかし、アイデアはあっても金はないのが学校である。
学んできたことを見える化する
今年の学年の回りから生徒たちの入試に対応するという名目もあって、ポートフォリオを記入してもらっている。新入生ということもあって、真面目にコツコツ、色々な振り返りを記入してきてくれているが、その内容を読んでいると生徒の様子が見えてなかなか楽しい。残念ながら生徒同士がそれを共有しあう時間や機会を取れないので、書いたら書いたままで、それ以上の活用の方法がない状態だった。
だから、せめてお互いに共有が出来ればなぁ……と思い、生徒の許可を得て、共有できるような資料を準備した。
どれだけ生徒が有効活用してくれるかなぁ……と楽しみである。
また、それだけではなく、生徒がいくら記入しても、自分からはなかなかパソコンを開かずに、生徒の成果を見ない先生方にも、こうして見える化すれば見てくれるだろうと……まあ、二度手間なのだが。言ったところで無駄である。見える化したほうがよい。
少しの手間で生徒にも職員にも影響を与えられるのであれば一石二鳥である。時間を使う価値がある。
知りたいことを先回りして気づかせる
お金をかけないでも、掲示物は生徒への影響はそれなりにある。
だからといって、あまり貼りすぎて更新しないのもみっともないのでバランスは大切なのだけど、それでも生徒へよい刺激を与えられるのが分かるので、工夫してつかいたいなぁと思う。
勤務校は常々思っていたが、壁が殺風景である。まあ、高校なので中学校ほど豊かに掲示物を作ることもないとは思うけど、それでも生徒に影響を与えられる余地はあるよなぁと思ったりする。
保健室の掲示板―見たい!見せたい!伝えたい!保育指導計画にそった掲示板作り
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直接は関係しないけど、こういう工夫で掲示物づくりをすることで、生徒に影響を与えられるのだから、頑張る余地はあるかなと感じる。
口で言うと角が立つけど、何となく目に入るところに置いておくと、生徒の方が察してくれたりする(笑)。
また、色々なことを生徒に見せてみると、生徒が自分自身では気づかなかったことを上手く言語化してあげることに繋がることもある。自分から行動を起こすきっかけにつながることもある。
軽やかに…
あまり肩肘張ってやっても続かないし、生徒にも重苦しい。
さりげなくやっておいて、気づいた人が気づけばいいかなぁと……そのくらい軽やかにやっていきたい。