ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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三角ロジックを試していく…

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授業数が足りない中でも、今後の投資として三角ロジックを伝えていく…。

三角ロジックを基準に…

総合学習での今後の取り組みや国語の授業でのグループワークを、ただの思い付きや言い合いに堕さないためにも、議論の基準となる道具を準備していくほうがいいよなぁと思っていた。

その目的のために、色々な方法を考えたが、一番、汎用性があって継続して活用することで力が着きそうな気がしたのが、三角ロジックである。

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対話・批評・活用の力を育てる国語の授業―PISA型読解力を超えて

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鶴田清司先生・河野順子先生の論考がかなり数多くあるので、色々と参考にしました。実践例を多く見ると自分で何とか使ってみようという前向きな気持ちになります。主に、小中学校の実践例が相対的に目にすることが多く、なかなか高校の実践例は多くない。表に出てくる絶対量に差があるので、仕方ないところだ。

国語の学習は、基本的には行きつ戻りつしながら、単純なことから複雑なことへの積み上げである。シンプルに内容を整理して読んだり書いたりできることから丁寧にやらないといけないなぁと生徒の様子を見ていると感じているのである。

だからこそ、三角ロジックというシンプルな方法を、この導入の時期に扱うのは良かろうと思ったのである。

生徒の反応が意外に……

三角ロジックを生徒に紹介してみると、自分が想定したよりも反応はよい。

もう少し、嫌がる、難しがるかと思った。

導入の仕方としても、ほとんど禁じ手である理屈から教えるというやり方をしたにも関わらず、割とすんなり理解して使いこなして、読みも書きもやってくれた。もちろん、戸惑うことがないように、周到に手順を踏んで理解できるように準備はしてきたつもりだが……思ったよりも反応がよくて驚いている。

この反応から、生徒はちゃんと手応えのあることには前向きに取り組めるのであるなぁ…と、つくづく思う。色々なことをぐちゃぐちゃとやっているとなかなか50分くらいの授業で答えも出ないし、何だか考査が来てもぐちゃぐちゃしたままですっきりしない気持ちで単元を迎えてしまう。

それはそれで割り切れないものを引き受けて学んでもらうという意味では大切だと思っているけど、生徒にとっては手ごたえがなくて面白くないし、自信にもつながらない。

だからこそ、久々にすっきりとはっきりとやれることが分かって、しっかりと自分でも取り組める三角ロジックによい反応を見せたんだなぁと思う。

平板にならぬように……

生徒の反応はよいのだが、その反応とは裏腹に、生徒の書いてくるものは普段よりも、あまり面白くない。判で押したように同じような構成や表現になってしまう。まあ、そうなるように手引きを出しているからではあるが、生徒が自信満々であるのと比例しないで、むしろ、面白みを欠いてしまっている。

まあ、予想した通りです。慣れないうちに形にハマればこうなる。

とはいえ、生徒が困難な気持ちを減らして、少し挑戦してみたいという姿勢を触発できるのはとてもよい。自分たちで色々と書きなれていくうちに、個性も味も出てくるだろうと思う。

まあ……個人的にツボだったのが、随筆を三角ロジックを使って要約したら、案の定面白くなくなった(笑)。生徒は普段は苦手な要約をかけて満足な気持ちだったが、「でも、これだと随筆のよさがなくなっているよね」と指摘すると、恨めしそうに考え直そうとしたり天啓を受けたように何かに気づいた生徒もいるし……色々と極端に読み書きしてみるのも面白いのだなぁ。

生徒に継続的に使ってもらいましょう

ここで三角ロジックを導入したことの本丸は、二学期の「羅生門」の授業にある。

今の生徒は自力で「羅生門」を読むのは、ほとんど古文を読むのと変わらないハードルの高さがある。

さて、面白く読むための道具として、ここで準備しておけば……。

二学期に向けて色々と仕込み中。

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