三月にお邪魔した掛川西高校の高校生たちの探究的な取り組みの成果が形になったようです。
詳しいレポートは「教育ICTリサーチ ブログ」の為田さんが書かれているのでそちらをぜひご覧ください。
ちなみに、自分は3月27日と28日の午前中を見学させていただいています。為田さんとはすれ違う形で見学しています(笑)。
ゼロを知っているからこそ…
まさに自分が見学したのが、このプロジェクトの立ち上げの場面だったので、こうして成果が上がってくると、感動的なものがあります。
ページをよくよく読むと、自分が見学していた時にブレーンストーミングしていた時に話題になっていたようなことが、少し文言に残っていたりすると、本当に生徒が積み重ねてきたんだなぁと感じられる。
WordPressを初めて触れたという状況の3月28日からは想像がつかないくらいに、サイトも洗練されているし、一つ一つの情報も自分たちで取材したのかと感じられる跡があり、本当、手間をかけて達成しているのだなぁと思う。
元々、何か基礎のあるものを工夫して広げるのに対して、こうしてゼロから立ち上げて、まだ世の中にないものを形にしていくことは非常に大きな労力を伴う。そして挫折する場合だって多いのだから、こうして形を作りあげたのは非常に大きな自信になるだろうと思う。
あそこは特別だから……か?
こういう成果を見たときに、必ず「あそこは優秀だからできるのだ」だとか「恵まれているからできるのだ」だとか、彼我の差を問題にして、何かをすることから逃れる言い訳を探す……ということが学校には山ほどある。
特にこういうWebの発信は、蛇蝎のごとく嫌われる傾向にある。
やれない?問題が起こる?
少しの挑戦と、少しの委任で……出来ることは多くあると思うのだけどなぁ……。
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少しの差なんだと思う。
足りないものはいくらでも補いようはある。やりたいという気持ちがあるか……。