本日で一学期は決着。ぜんぜん、授業できなかった。
何だか集中できない
自分の見通しが甘かったと言っていいのだが、この授業の少なさと間の空き方の酷さで、ここまで授業への生徒の食いつきが悪くなるとは思わなかった。自分で管理できるほど、生徒が自分で学ぶことに慣れていない。習慣がない。優先度が高くない。
一つ一つの取り組みの質が上がらない。量に担保されていないのに質は出て来るはずがない。この現状をちゃんと受け止めてやりかたを考えないと、じり貧である。
自分の授業に限った話ではない。なんとなく職員室も生徒も浮足立っていて、落ち着いて何かに取り組んでいる感じがない。とても上っ面で、いい加減で、雑である。
もっと、ちゃんと丁寧に一つのことに取り組まないとよくならないだろうと思う。余裕がないのである。
授業をちゃんとやりたい
授業で自分でやりたいと思っていることがあるのに、それに生徒が食いつけるほどの余裕がない。そうなると課題をもっと考えないとダメなんだと思う。やりたいことが先にあって、生徒の実態をちゃんと捉えられていないのである。そんな身勝手なことをやらせていても、結局、生徒の力にならない。
一足飛びに、高度なことをやりたくもなるのだが………もっと地道に生徒の足元を固めるようなことをしないといかんのだろうな。ゼロから始める覚悟が自分に足りていない。
本当、卒業させて新入生を迎えるというのは、ゼロからやり直すということのように感じてしまうが、生徒にとってはやり直しではなくここからはじまるのである。新鮮な気持ちが自分からなくなっては面白くないだろうと思う。
そうだなぁ……もっと、自分の感じていることに忠実になって、簡単に見えることから丁寧にやらないといけないようなあ。
とりあえず、二学期の一番の山は「羅生門」であるが、いきなり何も考えないで内容に入ったら語彙のレベルで立ち行かなくなるのは分かっている。
強がって、「何度も読めばできる」……じゃ、何度も読まないので、きっと詰む。
もっと手前の入門から……。