来てほしくないような早く授業したいような、そんな二学期。
朝から晩まで
わかっていたことだけど、生徒が来ると朝から晩までノンストップで教室と職員室を行ったり来たりしている。歩いている歩数が先週までの平均の三倍である。もう運動量が全く違うのである。
細々とした事務作業が生徒がいるとなかなか進まない。もっとちゃんと新学期前に進めておけばよかったと思うが、夏休みは休みたい。
本日は朝から立ち番である。Twitterで豊福先生が流していたような感じでやれれば楽しいのに、自分に与えられた仕事は交通整理である。どうせならクラスに行きたかった。
新学期ネタ。教室前で歓迎すると学業関与度が27%も向上するという話。米国記事ではたびたび目にするが、日本の先生がやってるのは見たことがない。 https://t.co/ZCmpJLww26
— 豊福晋平: TOYOFUKU Shimpei (GLOCOM) (@stoyofuku) 2019年8月31日
歓迎というより監視の仕事。釈然としない。
しかし、自分が自分のクラスの生徒を少しでも愉快に出迎えたいと思うのは、意外な感じがする。割と他人に対してあっさりとした性格なので、あまり自分のクラスだとかに執着はないつもりなのだが、こうして生徒を出迎えようと思うくらいには、気持ちがクラスに傾いている。意外な感じがある。
嫌なプレッシャーを感じながら二学期を待っていたが、生徒を出迎えるのは楽しい。この微妙な心持。教科教育しか勉強してこなかった自分だが、ここにきて生徒の教科以外のことに気持ちがいっていることに不思議な感じがする。決して、今でもアイスブレークとかエンカウンターとかアサーションとか好きじゃないですけどね、自分がやるには。
まあ、今いる生徒たちと楽しくやりたいのですよ。いや、生徒が楽しくやってくれればいいのです。
授業も始まりつつ…
始業式もそこそこに授業が始まる。
自分の最初は短歌から。
ハピペンさんにも紹介したが、
この
に色々と学びながら、自分がこの本を読んで楽しいと思ったことを、生徒も共感してもらえるようなことを授業でやりたいところである。
あ、ちなみに
は、ページ数は多くないしシンプルに書かれていますが、内容としては秀逸です。鑑賞もミニマムに勘所を鋭く抑えられているし、創作のコツが色々と詰まっています。特に添削、推敲を実際に比較して見せている第四章が秀逸。第三章の題詠についての解説も非常に面白いし、何より創作できそうな本文の書きぶりがよい。
創作の授業に使うなら、この本は結構おススメな気がする。…自分が短歌の創作に明るくないゆえの感想ですが。
今年も三年目と同じく、
で紹介されている、好きな曲の歌詞を三十一文字にするワークはやります。これ、めちゃくちゃウケますし、実際に短歌の勘所を掴んでくれる生徒が増えるので……俵さん、恐るべし。
と、短歌の授業をやっていくけど、その前に、一学期が尻切れトンボになっているところのフォローから。
生徒を目の前にすると、色々なことを口走りすぎるのである。