気温も下がり始めて、今年度のゴールも意識されるような時期になってきたと感じる。明日はまた気温が上がるらしいけど。
気づけばもう10月も終わりである。いよいよ年末へ向かっていくのである。
そんな時期に考えるが、自分の仕事とは何かということである。
責任は増えていく
自分もそろそろいい加減、中堅になってきており(下の世代は入ってこないけど……)、自分の仕事の責任を考えなければいけないのである。今年に入ってから割とずっと考えていることであるが、色々と思うことが増えてきているのである。
今年に入って、授業の単位数が少ないクラスを多く持たせられており、なかなか授業が上手く行っていないところに、ツマラナイ、組織のグダグダからやってくるような仕事を多くやらされている感じがしていて、正直、あまり面白いものではないことが多いのである。
ただ、他人事のように文句を言っていたもダメな世代になって来ているし、学校のことも分かるようになってきているのだから、余計に自分の仕事の責任を考えるのである。
学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する
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センゲもマメに読んではいるけど、次のアクションが思いつかない。自分の宙ぶらりんな立場が感じられる。何か事を起こすには、手立ても政治力もないが、このままではあまり面白いことにはならないという気持ちがある。
一方で、色々な会議に呼ばれて、議論するようになっているのは、間違いなく学校という組織の仕事を担っていることになるのである。自分がやりたいかどうかは別として。
職場を変えるか
手をあげて、七転八倒すれば、少しは協力してもらえるくらいには、真っ当に仕事はしてきていた。だから、実は学校に対してアクションを起こすことはできないわけではない。
ただ、それは自分にとって余計な仕事を抱え込むことと同義である。ただでさえ、授業をやりたい、授業の時間をきちんと確保したいという気持ちがあるのに、余計に授業以外のことを抱え込むことになるのは、決して面白くないことである。
でも、無責任に批評家を気取っていたらいけない立場である。無視をして批評家を気取るなら専任職は辞すべきだろうと思う。他人の作ったインフラに乗っかっているだけなのに、自分一人で仕事で来ていると思い上がるほどには厚顔無恥ではない。
動ける手段と立場にある。自分から動くべきなのである。
もしくは職場を変えるか
自分の職場を今と違う形にする方法もあるが、もっと手っ取り早い方法がある。それは職場を変えること。つまり、自分が転職すればよい。
ここではないどこかへ、身を要なきものに思いなして、必要とされる場所へ自分から移り行く方法はある。
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終身雇用の時代ではないのは教員も同じである。
学校も少子化で淘汰の時代を迎える。自分がまだ動けるうちに、自分を必要としてくれる場所へ移っていくのは、合理的な選択だろう。いくら、頑張っても、足を引っ張られることに嫌な思いをするくらいならば、ゼロからやり直したほうが気分も良かろう。
自分の仕事と向き合う
いずれにしても、自分のキャリアを考えなければいけない瞬間はいつかはやってくるのだろうと思う。専任である以上、好き勝手に授業だけ、という立場でいられなくなってきた。学校というものの中で、どんな役割を果たしていかなければいけないのだろう。