「新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業等に伴い学校に登校できない児童生徒の学習指導について」
ずいぶん、恐ろしいものがあっさりと出たなぁと思うのである。
いよいよ学校の意義とは?と問われてしまう。託児所以上の意味がない……みたいな結果になりかねない。今後、非常事態宣言が解除されたとしても「コロナを避けたいので登校したくない」というような生徒にも、十分な配慮がなされないといけない訳だが、その結果、学校にこなくてもよいという話にもつながっていくのではないか。
上の資料を読むと「主たる教材である教科書に基づく家庭学習」として「教科書と併用できる教材、動画等を活用」なんてちぐはぐなことが書かれているけど、アリバイづくりにしか感じられませんよね……そもそも教科書は授業で使うものだから自習に向いているとは言いにくいし。どっちが主になるかって……ねぇ…?
だからといって、教員が生兵法で授業動画使う?ホームビデオや安物のマイクで作った動画なんて聞くに堪えないよ。
挑戦は良いけど…
色々な学校の様子を見ていると、この状況に頑なにローテクで何もしないとしているところはもはや論外だろうと思っているけど、そうでないとして、むやみやたらにあれこれやろうというのもどうなのかと思うようになってきた。
さすがに休校になって一ヶ月以上経っているこの時期に「失敗しても良いからとりあえず、やってみる」というのはあまりにこの一ヶ月以上何をやっていたの?という疑問がある。
もちろん、急に学校が閉鎖されてしまって、ろくに準備を備えることもできないでこういう状況になっているので、どれだけ勝算を見込んで挑戦しても失敗するし100%の成功は期待しにくいだろう。
でも、何も戦略なしにとりあえず、やってみました……はいくらなんでもこの時期では遅すぎるのではないか。やらないよりマシというのも分かりつつも、失敗のリカバリーの方が苦しいし、そもそも優良なコンテンツがあるんだから完全な回り道にしかならない。
ブレンディッド・ラーニングの衝撃 「個別カリキュラム×生徒主導×達成度基準」を実現したアメリカの教育革命
- 作者:マイケル・B・ホーン,ヘザー・ステイカー
- 発売日: 2017/04/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
一冊で良いから上の本を読めば、単純に動画を作りました、実験しましただけでは済まされないと分かるし、そもそもそれだけにならないための方法論も書かれているのだから……。
でも、挑戦は必要です
このコロナウイルスの騒動が五月でどうにかなると思うのは楽天的すぎるだろう。おそらく休業は解除されても通常営業とはいくまい。
そのときに、これまでの学校の枠組みだけでしかものを考えられずに、宿題だけを押しつけることしか出来ない状態では困る。
「考査ができないから成績がつけられないんじゃないか」みたいな声が聞こえてきますが……そういう考えでは困るのだろうと思う。発想の転換と、学び直しが必要である。
この休業中に準備と実験は必要だ。でも、それが生徒を相手にした一発本番では困るのである。
時間はある。道具だってちゃんと勉強すればそろっている。
だったら、今、教員がやるべきはなに?勉強することだろうと思うのである。