小ネタです。
ボイスレコーダーを使っていますという話。
ボイスレコーダーの用途
以前にも紹介したけど、こんな使い道で使っている。
二年くらい前に使い始めてから、ちょくちょくとボイスレコーダーを色々な場面で使っているのだけど、「あれば便利な道具」って印象である。
自分が使っているのはこれ。
たまっていたクレジットカードのポイントで買ったので、高いって感じはないけど、高級機種である。そのため、めちゃくちゃ高機能で、地味に色々と使っている。
ボイスレコーダーはピンからキリまであるのだけど、使っていて思うのが「指向性マイク」は、教室で使うならば有った方が間違いなく良いということである。
メーカー品でも5000円くらいの値段のものもあるけど
モノラルと乾電池だとやややはり使い勝手が劣る。このレベルだと、音質はさすが劣るけど、スマホでもいいかな…となる。
ガヤガヤした教室でも、自分の使っている機種であるオリンパスのDM-750だと、グループの発言だけを綺麗に聞き取ることが出来るレベルで録音できる。これは使ったことがない人が聞くとびっくりするレベル。
生徒の話合いの実態を知るために、たまにボイスレコーダーを置いてみることで、色々と気づくことがある。ちなみに、ズームマイクも上手く使うと、生徒にマイクを意識させないで、割と拾いたい音を拾えるのでこれも面白いところ。
実際、授業時間数分だけ、録音を聞き直すだけの余裕はないので、データとして溜まっていく一方で、時々、聞き直すくらいの扱い方なのだけど、学習のてびきなどを作るときに聞き直すと面白いのである。
もしかすると、教育実習生にこういう生徒の話合いの録音を聞かせてみると、忌憚のないアイデアを教えてくれるかも…!?
余所のクラスの話合いの録音が面白い
自分が教えているクラスの話合いの様子は、側で聞いているのでどんな話合い方をするかはイメージがついているし、教えているように話しているイメージがある。
これが、他のクラスの録音を聞くと面白いなと思ったのである。
こうやって聞いてみると、週に数回しかない授業であっても、教え方によって生徒の言語の使い方に違いが出るんだなぁと思わされる。どこに注目したり、どんな人間関係を作ったりしているのかということが、よく見えてくる(聞こえてくるか)。
でも、気の短い人が聞いたら怒り出すかも?生徒の話合いはやっぱりどんなグループでも脱線やムダは多い。アクティブ・ラーニングに批判的な態度を取っている人からすれば、それは時間を浪費する行為に見えるかもしれない。
でも、一方で、脱線しながらも話合いを修正していき、お互いに指摘されたことに反応し、考え方や思考が変容していく過程に価値を感じるか……である。
生徒が回り道しながらも、自分たちで理解していく力強さを聞くと、やっぱり、生徒の関係や環境を整えて、ちゃんと自律して話合いが出来るように育てないとなと思うのである。
生徒に任せることを手放せない人、心配な人は、一度は録音を聞いてみても良いのかもしれない。