ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

オンライン学習をあれこれと

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休日が出勤日となると、生徒は登校してこないので職員室であれこれと出来る。

オンライン研修が増えている

今年はもうこういう状況であるので、ありとあらゆる研修がオンライン化している。予備校関係の研究会のみならず、学内の研修についてもオンラインの動画視聴で代替できるものはオンライン化されている。

……って、ここまで本気を出せば、一斉に時間を揃えなくても、オンラインで出来るんですね。今までやらなかったのが不思議だなぁ…(嫌味)。

ながら作業をしながら受講できるもの(というかしてしまいたいもの)もあれば、集中してちゃんとテストなどに答えながら進めないものもあり、多種多様である。教員免許更新がオンラインで全部終了できたのは、移動などの負担がなくてよかった。テストも不合格でも何度も受験し直せるというのも安心感があるし。人が多くいるところで自由に外に出られないという状況が精神的にも肉体的にもキツいので、自宅でのんびりというのは非常に助かる。自律神経の調子が悪いのである。

勉強会などもオンラインになっているので、今まで顔を出したことがないようなところにも顔を出すようになったなぁという感じもする。

オンラインで受講するときに欲しいもの

オンライン学習をするときに欲しいのは、「再生速度の調整機能」である。オンライン動画は比較的話すスピードが遅く、間も多く取ってくれるという親切設計になっているのだが、自分にはそれが逆にまどろっこしい。もっとさっさかと話して欲しいという気持ちが強くなることの方が多い。

逆にノートを記録しながら、受講したいというものは、再生速度を緩めたいという気持ちも出てくる。まあ、動画を一時停止すれば良いという話もあるのだが、イチイチ、マウスを操作するのも面倒くさい。

理想を言えば、「字幕」が表示されるとなお便利。耳で聞いて理解できない言葉があっても、字幕で見るとすぐに理解できることがある。

逆に一番最悪なのは、再生時間だけ厳密に監視する機能はあるくせに、再生機能については巻き戻しすら怪しいというようなものである。どこの研修とは言わないけど、途中でシークバーをいじると、最初からになる使用は本当……パソコンを投げ捨てたくなる。

ながら作業で量をこなす

趣味でやっているようなオンライン学習は、大抵は耳で聞きながら別の作業をしていることが多い。例えば、予備校の研究会の動画などの入試動向の分析は、何年か受験に携わっていると、だいたい同じような傾向が続いているし、逆に大きな変動があるときは顕著に分かるので、注意すべき点を除いては、ながら作業で聞いていて大丈夫だという印象。

逆に入試問題の解説のような話は、ながら作業ではキツいので、倍速で流してみるとしても、画面を見ながら受講するので、職員室では難しい。

オンライン授業でよいのは、資料のスライドのデータが共有されることが多いという点。

教員向けの研修はどこの研修に行っても、紙、紙、紙……とイライラさせられる上に、自宅に帰ってからスキャンし直すなどの手間を喰らうことになるので、勘弁して欲しいと思っていた。持ち運ぶのも面倒だし。

本気でやれば、ここまで快適に学ぶ環境を構築できたのに……どうしてこれまでやってくれなかったのだろう…なんて意地悪なことを思うのである。

 

オンライン学習・授業のデザインと実践

オンライン学習・授業のデザインと実践

  • 作者:赤堀侃司
  • 発売日: 2020/08/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

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