ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

分析作業中…

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さっそく夕方には大学入学共通テストの平均点予想が出ていましたね。

resemom.jp

実施前に予告されていた、予想されていたような平均点よりはかなり高い得点率。まあ、共通一次もセンター試験も初年度は高く平均点が出ていたので、今回もその傾向かなぁという印象。

情報に乱されない

もうここから受験生は毎日、一喜一憂してしまうところであるけれども、私大入試も一週間後には始まりますし、国公立まで実質的に1ヵ月程度しかないので、やれることを徹底的にやるしかないのです。

自分の取れた点数で皮算用をいくらやっても、リサーチの結果が出てくるまでは、全国の動向はまったく見えないし、リサーチが出ても今年は追試や第二日程もあるので(人数は少ないので大勢に影響はないだろうけど)、結局、二次試験でベストを尽くすしか選択肢はないのです。

このセンター試験もとい共通テスト後の気持ちの切り替えは、国公立の後期試験までが当たり前の環境とそうではない環境で、難易度が結構変わる。共通テストは受けるけど私大中心…という雰囲気の中だと、二次に気持ちが行きにくい場合もある。なかなか不安な中で気持ちをコントロールしていくことは難しい。

色々な平均点の情報などが出てくると、不安になるし、何度もどこなら合格しそうかとトラタヌをしがちだけど、生産性がない。

腹を括って、過去問をやりましょ。萎えてしまって受験にたどり着かない人も少なくないのだから。

しみじみと問題を眺める

まあ、国語は面倒になってまだ解いていないんですけどね。他の教科から解いている。

しかし、どの教科も読む量が増えているし、考えることが多くなっていますね。息切れしない、読解の体力の責任を負うのはどこなのだろう?などと思ったりもします。

「読む」ということに特化しているかのように語られる「国語科」ではあるけど、決して、数学や社会の問題で求められているような読解力を、「国語の授業」として意識して扱っている…なんてことはないだろうと思う。実際、自分も問題を見て、読解力が必要だなぁと素朴に思うけど、国語の授業でカバーできそうなものと、根本的にカバーできなそうなものがあるよなぁと思ったりする。

照応関係を捉えたり、意味する範囲をちゃんと考えたりということは、国語の授業でもやることなのだろうけど、資料のどういう点に注目するのかという勘所や、何を知っていれば正確に早く読めるのか…ということは、教科の領域だと思うし、そういう知識を使って読むという勘所を伝えるのも各教科だろうと思う。

まあ…なかなか難しい。

逆に、他教科が本気でこれだけの読解を教えるとなると、国語の本懐はどこにあるのでしょうね?

国語の入試問題が解ければ、国語力があるなんて、短絡的な思考をしてもいいけど、言語を扱うという能力がその程度のものでいいのなら、国語自体を止めて他教科で言語を使う時間を増やした方がよほどいいのでは?

国語として、言葉を取り出して、鍛えるとはどういうことでしょう?

 

 

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