三月の中旬まで近づくと、年度終わりが意識されるようになってくる。
次年度に気持ちが動き始める
年度内の仕事にだいぶ目処が付くようになったので、隙を見ては次年度の準備を始めている。実際はまだ年度内の仕事が残っているので全力投球で次年度のこととはいかないが、色々と気になるものを整理し始める時期である。
次年度に向けては、今年度の生徒の作品や成果を整理して、次年度の頭に一つのルーブリックを示せたら良いなぁなどと思う。
普段が点数に振り回されるような形になるだけに、生徒の学び方が貧困になっているような気がしてならない。ある程度の偏差値を取るための現代文の勉強の仕方と、質的なこだわりを持って、時間をかけて何度も書き直すと言うことの意義は、目指すべきゴールが見えてこないとなかなか伝わらないだろう。
もっとちゃんと推敲と書き直しに時間を取れたら良いなと思うのである。
根本的に何が読めているのかということをこだわらなければいけないし、やることは山ほどあるので、生徒自身が自己調整できて学べるようにならないと質は高まらないだろう。
問題集をたくさんやれば、勉強しているような手応えのあるものに走りがちだし、そういう問題集に追い立てられるように勉強する羽目になりやすいのだが…もう一歩、質の高い学びを実現して欲しい。
今年度の後始末
今年の成績処理や要録の記入など、細々とした雑務がこの後に待っている。
年度末に慌てて準備することが多いから、ミスが増えるのだ……と反省しつつも、この時期でないと手がつけられないことも少なくない。
学級の後始末をつけるのもこの時期である。長く付き合ってきたクラスとお別れをする時期である。次年度のことは誰にも分からないので、ちゃんとキリよく一年を終了させるべきなのである。
来年のことは誰にも分からない。