ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

入試シーズンのラストスパート

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今日でだいたいの入試の発表が一段落と言ったところ。残された入試は、私立の一部と国公立大学の後期入試…というところまで来ました。気持ちが次年度に向き始める時期です。

やるなら最後まで

この時期まで受験をすると言うことは、結局、これまで入試が上手くいっていなかった結果である。

非常に精神的に辛い状態で、最後の入試を迎えることになる。

でも、裏を返せば、そこまで辛い思いをしてでも、入試を続けようという気持ちがあるのだから、それは最後までやりきった方が良いのである。どこも合格しなくて仕方なく…という場合もあるかもしれないが、それでも今年の入試を捨てないでしぶとく受験をしにいくのだから偉いものである。出願したのに気持ちが折れて受験しない生徒だって数多くいるのだから。

早いところは明後日に後期入試である。気持ちが乗らないで、勉強も手に付かないことも多いかもしれないけど、やれるだけのことをやった方が良いのである。

どんな結果でも報告と義理を果たそう

入試の結果が振るわないときに、辛い思いをするのは生徒自身である。しょせん、教員は傍観者である。

とはいえ、自分が時間を割いて指導した生徒の合否は心配に思っている。

もし、大学でちゃんと学問をやろうという気持ちで大学受験をやっているのであれば、お世話になった先生には、いや、お世話になっていなくても顔なじみの先生や授業を担当してもらった先生にはきちんと挨拶をしてから卒業してもらいたいものである。

大学での学問のやりかたは、基本的には「人のつながり」の中にある。だからこそ、ちゃんと自分のことを気にかけてくれる人の気持ちに敏感になって、謙虚に振る舞うことを覚えておいて欲しいのである。

まあ…別に自分のところに報告に来いとまで強要するつもりはないのだけど、自分のクラスの生徒であれば、厳しく叱りつけてでも挨拶には行かせるかな。

自分の学びのための環境や人に対して鈍感になる人はおよそ学問に向いていない。門前払いされないようにして欲しいから、ちゃんとお礼が言えることを自分の生徒には言い続けるのである。

春は近い

どんな結果であれ、もう入試のシーズンは終わりである。

自分の活躍するべき場所は、次の場所に移るのである。今までの当たり前が大きく動いて、新しく生活を始めるときに、新しく学べることも多くある。

どんな結果であれば、四月からの生活は明るいものであると期待して欲しいなと思うのだ。

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