週の真ん中に休みがあると非常に生活としてはゆとりがあるように感じます。週休2日でも週の真ん中の休みの方がいいなぁ…。
そういうゆとりがあるので、普段は読まないような本を読んでいました。
休日の息抜きに
職場で面白そうと話題になっていたので、手に取ってみた感じです。おそらく自分の読書の幅にはこういう本は挙がってこない。
個人的には数学は嫌いでも苦手でもないけど、面白がってやるようなものでもないというのが正直なところ。定期的に岩波ジュニア新書などで数学系統の本が出てくるので、そういうところで知識が少し増える程度の付き合い方である。
自分で手を動かしてあれこれと試行錯誤してみることが数学は大切なんだよなぁとは思いつつも、そんな試行錯誤を日々の生活でやれるほどの余裕とモチベーションはないのです。
だから、極限にまでハードルを下げて、こうして視覚的に「思わず考えてみたくなる」という仕掛けはとても面白いと思う。
やってみると、意外と難しい……というか、直感的に考えているだけでは、全くイメージができないようなパターンの問題が多い。問題文を読んで頭の中であれこれと考えているとこんがらがってしまって、何が何だかよく分からないというパターンである。
ちゃんと実際の状況を自分の手で書き出して整理してみたり、具体的な操作を試してみたりすることで、閃くことがあるといった具合である。こうして言葉にしてみると大学入試の数学の練習を全く同じだなと思う(笑)。
個人的にはチャートの問題の羅列には何も面白みを感じられず、ただひたすら訓練として試行錯誤をした大学入試の記憶はある。
やっていることは同じのような気がするんだが……どうしてこうもモチベーションが変わるのだろう?
一つ一つのネタを見ていくと、意外と整数問題などで難関大学の入試問題でも同じような発想が必要になるものもあるし。
もちろん、こういう面白いもので圧倒的な情報量を網羅しようとしたら、大変なことになるわけで、現実的ではないので、抽象的な数学の問題集のような話になるんだろうなぁとはなんとなく思います。
子どもの方が早そう
題材がシンプルなだけに、子どもの方がコツをつかんだら発想が早そうです。そもそも、自分が面倒くさがって試行錯誤をしないというのが、よくないのだろうと思います。
試行錯誤を面倒くさがるようになったのはいつからだろうなぁ…?