基本的に考査は初見の文章を必ず出す。
同じものを暗記していれば解けると思われることが一番よくないのだ。
素材を探すことは難しい
自分で考査のネタを探して思うこととしては、教科書の文章は非常によく練られて選ばれているということである。
生徒の学齢にちょうど当てはまるような語彙やテーマの文章がきちんと並んでいるし、長さも適当な長さに調整されている。そして適度に分かりにくいので、問題としても使いやすいのである。
定番教材はまさにその意味では授業で「教える」という意味では使いやすい。教える側と教えられる側の知識差が大きく開いているので、授業として適当に考えさせ、適当に教員が指導し、という形を取りやすいのである。
ひとたび、そこから離れて自分で何かをゼロから立てようとすると……途端に一つ一つが難しくなる。
生徒に読ませられる適切な分量の文章とは?という初歩的なところで躓きながら、文章の内容自体も適切なところがなかなか見つからない。
特に近年の本についていうと、非常に分かりやすい本が増えてしまっているというべきか、読みやすいがために読む練習をしたり問題にしたりすることには向かない。逆にそれなりの難易度の文章にしようとしたら、極端に難しくなりすぎる印象がある。
逆に言えば、本をある程度読んでいても、読む体力に繋がっていないのでは…?という疑問も少し湧いてくるが(これは議論が難しい)。例えば、リーディング・ワークショップでは自分にとって少しだけチャレンジになる本を選ぶことで力をつけることを促していくので、そもそも選書自体が難しい状況かもしれないと思う。
時間切れとの闘い…
色々と悩むのだけど、最後は結局時間切れになることが多い。
こういう話題の本(ちょっと古いか)から出すと負けたなぁという気がする。次の話題を当てに行かねば…!