明日でいよいよ2022年も授業納めです。
今年も無事、大きなトラブルを起こすことなく授業をやってきたなぁ…と思う。
授業で話すことを減らしたい
自分自身として、教科に対するこだわりがほとんどない。必要なことをシンプルにやりたいだけ。教科の知識の多寡だけで生徒を見ないで、もっと粘り強く生徒の成長と向き合っていきたいと思うこの頃。力を抜くためには教科の圧倒的な安定感は必要なので結果的には勉強を膨大に必要だなぁと思います。
— ロカルノ (@s_locarno) 2022年12月21日
自分は授業で自分が話しすぎているように感じている。
もっと「これを見ればこの活動しかない」という力のある言語材を見つけて、そういう授業をしたいと思っているのである。
かつて、古典エッセイを書くという単元を作ったことがあるが、その時には以下の本が圧倒的に力を持っていた。これを手本として見せるだけで、何をするべきか、何を考えるべきかがピタリと噛み合ったのである。
結局、あれこれと指示を細かく出さなければいけないというのは、授業準備が足りていない時の兆候なのである。
しっかりと素材について理解を深めて、何が勘所なのかが分かっていれば、指示は最低限にしてあとはもっと考えさせる時間にできるのである。生徒を信頼しきれない、どこまで任せたら良いかが見極められないから、言葉が多くなる。
やっぱりこの辺りの感覚をもっと磨いていかないといけないのだろうな、と思う。子どもたちが夢中になるような、そういう題材を探すことが仕事だ。
色々な教え方があるうちでも、自分の役割を極小にしたいのである。適切なタイミングで必要な技術を一人一人に手渡そうと思うのであれば、授業で自分が前に立つ時間を減らし、一人一人を見る時間を増やさなければならない。
2023年の課題は……
観点別評価がかなり難敵である。自分のところだけで決まらず、他教科との関係性もあるし、学校としての内規もある。
色々なものをバランスを取っていくためには、もっと議論する時間が必要なのだろうが……そういう時間を取ることにはどうも腰が重い現場である。
年明けはこの辺りから読書会かなぁ…