保護者面談をしていると非常に気を遣います。
せっかく学校に時間を割いて起こしいただいているのだから、よいダメ出しばかりになって保護者の気持ちを萎えさせるのは論外だし、だからといって成長に繋がらない甘やかしていても仕方ない。
何を話すかはいつも迷いながら、慎重に話すことに…。
面談の前に決着はついている
これも担任を長くやっていれば当然のことであるが、保護者面談は、保護者面談の当日の前にだいたい決着はついているのである。
面談の場で「想定外」の質問がくるようではん、担任としての仕事が潤滑に回っているとは言い難い。
日常の生徒の様子をきちんと把握し、必要があれば保護者に連絡を取り、何が今の課題なのかということについて意識の共有が保護者と出来ていれば、面談は充実しながらも端的に終わるのだ。
面談のその場で「どうするかなぁ…」と考えるようなことに出会ってしまったら、基本的にはコミュニケーション不足なのである。100%、予見しない問題を回避することは難しいのだが、予見しない問題に出会った時に「あぁ……生徒に声をかけておけばよかった…」といつも後悔するのである。
小さなことを見逃さない
結局、いつも「失敗したなぁ…」と思うのは、小さな変化の見落としである。生徒のちょっとした人間関係の変化や、ちょっとした持ち物の変化や、ちょっとした言動の変化に違和感を覚えておきながら、それをスルーした時にしっぺ返しを食らうのである。
現実的には全ての内容について追いかけることが難しいのだけど、見逃したものに限っておおごとになる。そんなものである。
ただ、日常的にコミュニケーションを取れているならば、謝罪を丁寧にするだけで全然違う結果になるのである。丁寧に謝ればリカバリーできる関係性なのか、謝っても解消されないものなのか……日常の関係次第である。
人間のやることなのだよなぁ……と思う。