生徒の学習の様子を見ていると、「あぁ…自分って出来ないな」と思ってしまった生徒は、やっぱり苦しい表情をしているように見える。
自分の出来ないことは、自分が一番分かっている。
だからこそ、わざわざできないことを強調するような指導の仕方をする必要は無いのだろうと思う。
でも、油断をするとすぐに脅すような話し方になってしまうのは、自分の良くない癖なのだろう。
できないことを自覚して、自分の出来ることを増やしていくのは学校という仕組みの中では大切なことだ。
でも、できないことを引け目に思わせる必要は無いのだ。
そんな脅し方をしなくても、もっとちゃんと学ぶことに向かうきっかけになることはある。それが、たった三年間の間に何度有るかは……自信は無い。