ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

メモを育てるという感覚

今週のお題「メモ」

新学期といえば、新しくメモを使い始める時期だろう。色々と覚えることもあれば、気持ちを新たに習慣を変えようと試みる場合もある。

そんなときにオススメなのがWorkflowyである。

workflowy.com

(このリンクから登録すると通常よりも一ヶ月に書ける量が増えます)

新学期にWorkflowyを使い始めて、「メモを育てる」という感覚を身につけてみませんか?

気軽なメモから複雑な文章まで

メモの方法としては紙のメモや他のNotionなどのアプリを使うなど色々な手段がある。実際、自分もメインとしてはNotionを中心に使っているし、日常的にはロディアを使っている。

www.s-locarno.com

そのような中で「新学期に併せて使い始める」という観点からオススメを考えるとWorkflowyが一番だ。

このように考えるのには3つ理由がある。

  • 使い勝手がシンプルで、迷うことなく使い始められる
  • 気軽に書けるのに後から整理もしやすい
  • 書くことに集中しやすい

書くことのハードルが低いのに、本気である程度のまとまった文章を書こうとしたときにツールとして使えるということが非常に便利なのだ。

それぞれの要素について説明しよう。

使い勝手がシンプル

WorkflowyはNotionとは異なり、基本的にはメモを箇条書きするアウトラインプロセッサーとしての機能に特化されている。確かにTodoリスト的な使い方も出来るのであるが、根本的には「書くこと」のためのツールである。

だからこそ、Notionが最初のメモを書き出すまでに色々な迷いが生まれるのに対して、Workflowyは登録さえ終われば、迷うことなく書き出すことができるのである。

やろうと思えば見出しの設定や簡単な装飾くらいはできるのであるが、それらの機能はあまり重要ではない。むしろ、そういう余計な工夫をしようとすると使い勝手が悪くなる。

Workflowyはアウトラインプロセッサーであるので、階層構造を作ることができる。そのため、そもそも見出しの設定などのような手間をかけなくても基本は「Tabキー」で階層を調整してやることだけで十分なのである。

この使い勝手のシンプルさがメモを書くことを嫌にさせない。仕事をしながら、Workflowyをタブに開いておけば、何か思いついたことがあればメモを書けば良いのである。

後から整理しやすい

Notionなどだと「どこに書くか」ということをちょっと迷う。でも、Workflowyは基本的には全てのメモを一カ所に書いているようなものであるので、「とりあえず書いておけば後から整理できる」という安心感もあり、迷う必要が無いのである。

上述の通り、Tabキーでインデントを変えることで階層構造を作るわけだけど、リストの順序の入れ替えも自由自在であるし、階層の設定もお手軽である。

タグをつけたりフォルダを作ったり整理するのは意外と面倒である。後から使わないメモなんてごまんとあるし、後から使わないことを恐れてメモを億劫がっては本末転倒である。

Workflowyについては、破片のように溜まっていくメモを、時々拾い集めて一つの情報としてまとめなおすこともあれば、優先度が低く、放置でよいかな…というメモを階層奥深くにしまい込んでしまうことできる。

後からそれほどストレスなく移動できるというのはメモを習慣的にする上では大切である。

書くことに集中できる

Workflowyは「メモを書くこと」以外の機能はほとんどない。

だからこそ、何か原稿を書くときにはちょうど良いツールなのである。

他の人が自分の原稿をどのように書いているかあまり知らないが、自分の場合は雑誌などに寄稿する記事などは、まずはWorkflowyを使って下書きをしている。

Workflowyで原稿を書く

例えば以下のような使い方である。

最初に与えられたテーマについてとりあえず書く。メモを書くと、そのメモの冒頭には「・」があるので、それをクリックすると上の画面のようにそのメモの階層にあることだけが表示されるようになる。

次にそのテーマについて書けそうなアイデアを箇条書きで書き出す。

アウトラインを決める…というと力が入りすぎて書けなくなるので、あくまでメモのつもりでいいのだ。

そして、それぞれの箇条書きの内容についてまた掘り下げてみる。この時に、この画面で書くと余計な情報に振り回されるので、書きたいと思ったテーマの「・」をクリックして、そのテーマだけに集中するようにするとよい。

このような形で階層ごとに表示される。だから、原稿を書くなんて思わずに、思いつきをドンドンと書き出していくと良い感じである。

こうやって少しずつ書いていくと、最終的には何となく原稿らしきものが出来上がってくるのだ。

必要があれば更に各項目について内容を掘り下げて箇条書きを書いていくのもよいし、「これはこっちのグループに入れようか…」と思ったらショートカットキーで順番を入れ替えれば良いのである。

こうしてあーでもないこーでもないと骨組みを作っていくうちに、段々と原稿の姿が見えてくる。また、原稿が進まなくなったときも、思いついたところにメモを少しずつ継ぎ足していくという作業を繰り返すうちに、遅々として進まなくなった文章が突然に進み出すということもあるのだ。

メモを育てる

Workflowyは継ぎ足しながら使う秘伝のタレのようなメモツールである。最初からまとまって整理できている時にはあまり使い道がない。

しかし、少しずつ苦しみながらも書くことを進めなければいけないときには、このツールを使ってみることが一番である。

自分は使っていないのだけど、授業の講義ノートなどとも相性が良い気がする。

 

 

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