ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

今年は浮き沈みしそう

連休が終わり、次は夏休みまで一気に走りすぎる期間がやってくる。

今年の連休は世間一般には大型連休だったようだ。そして、コロナの移動制限もなくなっているので、非常に羽を伸ばして楽しんだ人も多いのでは?と思っている。

生徒の様子を見ると少しリフレッシュしたような感じではある。

一方で、天気もあまりスッキリしないこともあって、あまり表情の晴れない生徒もいて…。

活動範囲の広がりと疲れ

今年になって薄々と感じていたことであるが、行動制限が外れて、校外に生徒がどんどんと出ていくようになって、明らかに活動の範囲が広くなっている。

大会や遠征で出て行く場所もここ数年の中ではかなり広がったと感じるし、頻度についても相当に多くなったと思う。

そのせいか、去年の同じ気のせいとの様子と比較して、明らかに疲労しているように見える。

…正直、生徒が疲労している姿をもう少し部活動の顧問は見て、考えるべきである。今年から活動が急に増えて、苦しくなるのは少し考えれば分かりそうなものなのに。そういう配慮はあまり感じられない。

ゴールデンウィークのおかげで、一息ついた生徒たちもいれば、結局、部活で疲弊しきっている生徒もいる。

連休明けの月曜日の朝からうつらうつらと眠そうにしている生徒が少なくない状況はやはり普通ではない。

生徒にかけてしまっている負荷の重さをよく注意した方が良いと感じる。今年は特に調子を崩しやすい条件が揃っている。

生活がせわしくなっていく

通常の生活が取り戻されることは喜ばしいことである。

でもその分だけ生活の速度が加速しているし、コロナ下で色々とスローダウンして落ち着けていたものが、どんどん排除されているような感じもある。

スローダウンした生活で、やっとついて行けていた人も中にはいるわけで、このスピードアップにどんどん苦しくなっている様子の人も見かける。その苦しさを「甘え」とか「弱さ」といってしまうべきなのか。

「普通の」生活に戻すことで、それについて行けない人たちを、置いてけぼりにしていくような、そういう生活は本当に戻したい日常なのだろうか。

やっと制限されていたことがなくなり、学校も学校らしくなってきた。でも、本当に戻すべき場所は、かつての場所?なのだろうか。

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