OpenAIが出した教育機関向けの文章。
細かいところはともかくとして、Google翻訳をすれば手軽に目を通すことが出来るし、だいたいの内容は把握できるので、生成AIに興味があるならば読んだ方が良い。
FAQまで確認すると「AI検出器は有効か?」のような質問もあり、それに対する回答もなかなか見所がある。
ただ、重要なのは以下の部分ではなかろうか?
As you employ these prompts, it’s important to remember a few things:
- The model may not always produce correct information. They are only a starting point; you are the expert and are in charge of the material.
- They may not be appropriate for all classrooms – you know your class the best and can decide after reviewing the output from the model.
These prompts are only suggestions. Feel free to change any prompts and tell the AI what you want to see.
(https://openai.com/blog/teaching-with-aiより:参照日2023/09/04。強調は引用者)
日本の教育現場での利用の姿勢は前のめり気味であるけど、FAQには安全性の話なども出てくるので、それなりに「手順はしっかり考えよ」というメッセージは感じるところである。
授業で活用出来るプロンプトの例なども紹介されているけど、割と細かく用途を絞り込んで、しっかりと目的意識を押し出しての事例紹介になっている。
最近、授業案そのものを全部丸投げするような使い方を目にすることがあるのだけど……そういう使い方とは差はあるように感じる。
教員が、教員としての責任と持っている権限を安易に手放していない?ということは注意しておきたいと思うのである。