今年の共通テストも無事終了。
国語としてはやや解きやすかったという評判でしょうか。
授業での活動の過程をかなり意識しているのだろうと思われる。こういう問題を「演習で対策する」ということが、なかなかイタチごっこな感じはするなぁ……。
時間配分についてはやっぱりもう少し余裕があってじっくりと考える方がいいよなぁと思わないこともないけど、授業でちゃんとアウトプットをくり返すという習慣があれば、面を喰らうような問題でもない感じもする。
授業と入試を連動して考えるべきではないとは思うが、これだけの人数が受ける入試である以上、やっぱりメッセージ性としては強い。
皮肉なことだけど、入試に出すからしぶしぶと今までは無視されていた言語材が教室に持ち込まれるようになった面もある。あまり入試で教室に介入することがよいとは思わないとしても、外圧を受けないとなかなか変われない学校もある(それは保護者のニーズや生徒自身のニーズの場合もある)。
ナイーブな問題として抱えていくことになるのだろう。来年からははっきりと実用的な文章の大問が出る。
入試に出されるからと言う大義名分を得たのであれば、あとはどれだけ面白く、意義深いものにするかは授業者の腕でもある。
平穏に、とりあえず、共通テストが終わった。