勤務校は昨日が卒業式でした。
卒業生が去るとなかなか寂しくなるなあと思いつつも一夜明けて普通に授業が始まると、やっぱり学校の日常はいつもどおりである。
唯一の例外は、4年前のコロナ禍の始まりのときだけ。あの時だけは今日から一切、学校から色々なものの気配がなくなったのである。
うんざりするほど静かで寒々しい教室が、この後3ヶ月くらい続くことになるなんて誰が思っただろうか。
こうやって流れていきながらもいつも落ち着いて日常がやってくるのはありがたいことである。
ひたすらに日常が続くことを祈るような気持ちで、毎日過ごしている。こういう臆病さが身につくことが、歳を取るということなのだろうか。年々、自分は平穏無事に自分も生徒も過ごせることばかり考えるようになっている。