ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

やりたいことを授業でやる

Los Alamos

急に寒くなって、どうも体調が怪しくなっている。

しかし、本当、今日の冷え込みは極端である。そして、明日はまた揺り戻しがあるのだから、うーん…体調がついていかない。

受験対策に飽きる

この時期の私立高校は比較的どの教科も受験対策の授業になっている場合が多い。私立に入れるメリットが予備校代わり…という部分は否定できないところもあるので、きちんと受験指導できますよということは、色々なことを考えてみても必要になる。それが自分のベストなのかはちょっと分からないけど。

しかし、ダラダラと受験対策を続けていると、気持ちとして飽きてくる。

個人的な興味関心として、受験問題のようにわざとややこしく質問をしてみたり、一方的に答えさせたりみたいなことに、あまり興味が持てないでいる、最近の自分の傾向なので、入試レベルくらいの文章は読めた方が良いとは思うけど、それをわざわざ差をつけるために読ませるのはなあ…などと、この文章が着地を見失っているように、自分の授業も着地を見失いつつある。

足元が覚束ないのである。

入試問題はよく練られているものは、それに取り組むだけで学びは多い。

ただ、全員がそのレベルまで苦労して読めるようになるべきかということも疑問であるし、興味関心としても無尽蔵に生徒に湧いてくるかというと…微妙な気がしている。

入試問題をやればやるほどに、一目瞭然じゃないか…という気分になってくるのも、これは悪癖である。

まあ、簡単に言えば、入試問題を解いて解説することに飽きたのである。

授業を面白くするならば

こうやって苦虫をかみつぶしたように、自分の授業が面白くないと思いながら入試演習と解説を繰り返すくらいならば、自分の好きなことをやった方が幾分マシな気もしている。

多くの先生方にとって、面白い授業、興味を持ってもらえる授業は何かということは、永遠の悩みであるが、解説に飽き飽きとしている今の自分として思うことは、面白い授業は自分のやりたいことからしか生まれてこない。

そして、その自分のやりたいことへの自覚が、意外と普段はちゃんとできていないのである。

子どもの興味関心を中心において授業の発想をすることは多いけれども、結局、子どもの興味関心の見え方は自分の興味関心というレンズを通しているのである。

自分のやりたいことや、自分の関心にちゃんと自覚的でなければ見えないものの方が多いのだ。

 

 

 

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