少し無理をすると睡眠からリズムが崩れて自分の余裕がなくなる。もう少しゆっくりと仕事しないと駄目そうです。
色々な形で目に見えない疲れが蓄積しているのかもしれない。生徒の変化も気をつけておかないと行けない時期なのである。
創作は生徒とともに
例年ならば夏休みなので、今は緩やかに授業をしている。
10月の中間考査までは長丁場になるので、あまり欲張りすぎずに、普段は後回しになってしまっているようなことを丁寧にやっているのである。
その一貫で「創作」について取り組んでいるクラスもある。
気を張らないで、多少の余裕をもって創作に取り組むのは楽しいものである。生徒に取り組んでもらう前に、その「創作」がどんな塩梅なのかを必ず自分でもやってみるのである。その作業も楽しい。
生徒がどんなリアクションをするかということを考えながら授業準備として作業するのも楽しいし、自分自身も色々な創作を行うこと自体が楽しいのである。
余裕がない時期だと、自分自身が、生徒に取り組んでもらう言語活動を実践しないという暴挙に出かねない。生徒に取り組ませたい活動について、自分が経験しないで授業するというのは、あまりに危ない。
自分の作った作品を生徒に評価してもらうという授業もやってみると結構楽しい。色々な形で言葉を使って生徒とやりとりするのが、なんだか国語の授業のようで楽しいのである。
入試問題を解いていることを教材研究としてしまうのはあまりに寂しい。
読書もゆるやかに
RWを行うと、生徒から色々な本が出てくるのが地味に楽しい。
自分では絶対に手に取らないような本を生徒が見つけてくるのに驚きがある。学校の図書館の蔵書は一通り、数年をかけて一通り目を通しているのだが、目を通しただけなので、存在を忘れていた本もいくらでもあるので、生徒が見つけ出してきてびっくりすることも多い。
昨日も生徒が『モンテ・クリスト伯』の岩波文庫を持っていたのにびっくりした。書庫のような奥まったところにしまってあったので、「よく…それ、見つけたね」と思わず言ってしまったよ。
生徒の読書傾向には色々と授業前や授業中で把握するように気を遣っているのだけど、やっぱりRWでカンファランスをしはじめて思うのが、眺めているだけではやっぱり実態が分からないということである。
生徒の様子がよく見えてくるのでやっぱりRWはやってよかったなと思う。
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どうやって評価をするのか、どうやって長期的な効果を測定していくのか、考えることは多いけど、やっぱりやってみて分かることが多いなあ。
生徒から薦められる本も増えてくる。
少しずつ読んでいこう。読んでみせることでリアクションがあると、生徒をしっかり勇気づけられるからね。
これからしばらく楽しみだな。