今日は比較的どうでもいい話です。
ブログを書いていると慢性的にネタ切れ症候群に陥る。まあ、よく言えば常にアウトプットしているから、そのうち語ることがなくなるということが正しい。
それでも継続的に書き続けようと思っているのはか、書こうとすることによってアンテナが常に立ち続けることになるので、自分にとってはよい訓練になっています。
とはいえ、段々と書くことがなくなってくるので、苦しくなってしまうのですが、そんなときにこの一冊に出会いました。
とにかく書く。思いついたままに書く。
この本のコンセプトは極めてシンプル。
A4の紙を横長に置き、1分以内に一つのテーマについてひたすら思いつくことを書くというだけ。
もっと言うなら「書きながら考える」のではなく、とにかく頭の中にある言葉を外に書き出していくことによって、考えを呼び起こす、つまり「書くことで考える」という境地だ。
手を動かして、ひたすらに「〇〇とは何か?」「どうして〇〇か?」などを1分という時間制限の中でどんどんと書き出していくことで、自分の中に注意深く眠っている考えを呼び起こすことができるのだ。
仕事と感情の整理のために
ゼロ秒思考のメリットについてはネットで結構、いろいろと話題になっていた。
ゼロ秒思考を2年間実践した結果をレポートしてみる - Outward Matrix
ゼロ秒思考メモを書きまくる!〜考えずに書き続けるコツ〜 - toricago
「ゼロ秒思考メモ」は一生ものの習慣になると思う。3週間やってみて私が感じた3つの効果。 - 実り多き人生
まあ、多少持っていることもあるのだろうけど、おおむね「頭がすっきりする」ということについては異論はない。
実際、自分は体たらくで物事を継続するほどマメな性格はしていないのだけど、もともと手帳だとかに色々と反省を書き出す習慣があったので、それと並行するような形でムカついたり仕事がこんがらがってきたときに、ゼロ秒思考方式で書くことをやりまくり、頭の中をすっきりさせています。
書いてみれば分かるのだけど、想像以上に自分が「ダメな時」には感情が渦巻いている。その渦巻いている感情に流されて行ってしまうことで、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまっている。
その感情のぐちゃぐちゃしたものを自覚するのは、頭の中だけでやることは難しいし、かえってドツボにはまる。ある意味、ぐちゃぐちゃした頭で考えると、どうしてもネガティブな思考に陥りやすい。
いうなれば、認知療法で自動思考を捉えて、認知のゆがみを直していくのと同じような感覚かな?と思う。
ぶつけてはいけない怒りを生徒にぶつけないためにも、書き出して整理しておくのは大切だろう。
ブログにどうやって生きてくるのか?
自分がブログをかくときは30分一本勝負で、思いつくままに書きたいこと、言いたいことを吐き出すように書いている。だから、論理性だとか一貫性だとかそういう面倒なことは実はあまり考えていない。
一応、ちゃんと書こうと思っているときは、推敲くらいはするしアウトラインくらいは考えるのだけど、まあ、長めのそういう記事でも、基本的には一発本番でぐちゃぐちゃやりません。
こうやって思いつくままに文字を打ち込んで、それこそ、テレビで野球を見ながら、画面から目を離していても、とりあえず書けるくらいには訓練できている。
ゼロ秒思考の発想に従って、とにかく各章ごとの疑問やタイトルを決めたら、そのタイトルについての考えを深く考えずに、とりあえず書き出してみる。
そして、その書き出した考えに関連させて、どんどん考えを書き出してみる。
そうやっているうちに、1000文字くらいのブログ記事はすぐに書けるようになる。
ま…それが他人にとって意味のある文章になっているのかは怪しいけど、それでも断片を書きなぐっておくと、あとから自分が検索したときに、授業づくりのヒントや反省に活用できるのだ。
もっとブログも軽やかに
どうしても自分の周りのブログは教育界隈ということもあって真面目一辺倒にきっちりとした文章の方が多いので、読んでいると自分も毎回同じくらい固い文章を大量に書かないといけないのかなぁ……と段々、気が重くなってくる。
それでも、こうやっていい加減にゼロ秒思考方式で、つまりは本来は外に出さないようないい加減な論理性や文法でテキトーに書いているブログがあれば、それを真に受けてテキトーな加減でたくさん書き出す人がいるんじゃないかと思うのです。
だって、思いついたことを、というか書いているうちに思いついて自分の考えがまとまっていく感覚は、爽快感があるし、まとまって文章が記録として残り続けていくことによって、ある程度の文章が溜まった時に絶大な振り返りの効果が生まれるから、その効果を納得してしまうのではないかな。
だから、ブログが停滞してしまいがちな人に伝えてい、とにかく丁寧になんていらないから、書き出して、意見を表明してみませんか?そうすると思わぬところから声が掛かったりするものですよ?