待つことが多いばかりで仕事が回らない。帰りが遅くて時間が取れない。
それでも本は勝手に増殖する(責任転嫁)ので、読まないとどんどん積読が増えていくのである。
割と重要と思うのだが、不断に生徒へアウトプットを続けるのが仕事なので、自分の中身を充実させる時間を持たないとだんだんと枯れていくのである。
だからこそ、どのようにして本を読むかにいつも苦労しているのである。
隙間時間を積み重ねる
物理的に大量に時間を取れないのだから、隙間時間を積み重ねるのが王道である。
忙しいと本を読む時間が取れないが、少しでも時間が空いたならば目を通すしかない。一日30分くらいしか取れなかったとしても続ければ、一、二冊くらい読めるだけの時間を一週間に取れることになる。読む体力は読まなくなるとすぐになくなってしまう。
— ロカルノ (@s_locarno) 2018年12月13日
読むスピードを上げるにも限界がある。理解したいものであるなら、なおさら。
だから、身も蓋もないが、本の数をそれなりに読むなら、他のことを後回しにしても本を開かなければムリだろう。
読書はそれなりに体力を使う行為であるので、仕事にくたくたになって本を読もうとするのはなかなか苦しい。だから、できるだけ無意識の動作で本を開いて、とにかく読むという姿勢を作りたいところである。
本を手の届く場所に積んでおく
一人暮らしで出来る荒業でもあるが、とにかく自分の生活空間に本を積んでおくことである。移動しなくても、手を伸ばせばすぐに読むべき本があるという状況にしておくのである。
普段生活しているデスクの上に十冊、ベッドのそばに十冊、その辺に十冊……と。
考えた結果、積んどかれるのである。
読むべきものを選ぶ
究極的には、読める量が決まっているのだから、読むべきものに時間をかけるしかない。
ひとつひとつの本に何が書いているかを見極め、読むべきでないと思った本を軽やかに読み飛ばせるかどうかは結構大切である。
精読するべきところに時間をかけるためには、どこを自分が読むべきかを見つける読み方が必要である。ぱらぱらとめくって何が書いてあるかということを読み取り、どこに時間をかけるべきかを決めるのである。
特に雑誌や論文はまともにすみずみまで読んでいたら出版の速度に負けてしまう。要領よく、必要なことを拾い上げておき、頭の中で何かとつながるときに、精読していくのである。
一時期に何冊も並行して読む
読書は体力を使う。集中力もゴリゴリ奪われる。
だから、目先を変えるようなテクニックになるが、同時並行に本を読んでいくことで、その飽きや疲れを上手く逸らしていくのである。
というか、複数の仕事を抱えながら本を読んでいるので、いきおい、複数のジャンルにまたがって本を読むことになる。
結果的に、そうやって複数の種類の本を読んでいる方が、どんどん本を読むし、異なる考え方が思わぬ形で結びつくことがある。Eureka!!である。
手を変え品を変え……牛歩で読み進めるのである。
その代わり、鞄が重くなり、リュックを背負って歩くのである……。
最後は体力
結局、最後は本を読むには体力が必要である。
そして、その体力は本を読むことでしか鍛えられない。
読むべし。