ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

今週からは「質問づくり」を始めます

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授業のオリエンテーションが終わったので、そろそろ資料を読む作業に入ろうかなぁと。ただ、その前に「質問づくり」を導入しておきたいなあと思っている。

色々な単元を下支えするために

質問づくりについては以下の本を参照。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

これは非常に厳密に型が決まっている手法である。そのため、生徒からすれば堅苦しいし、あまり自分たちに関係ないことに感じられるだろうと思う。

授業の構成としても、ここで質問づくりを使う何かが単元としてある訳ではないので、収まりは決して良くない。

本当は、ちゃんと「質問づくり」→「各自の探究」→「成果発表」という流れにしたいのだけど、一年生の初めになかなかそこまでは難しい。順番に手順を踏みたいところだが……。

それでも今ここで無理してでも質問づくりやQFTに触れさせておくメリットは多いだろうと思っている。

質問づくりの良さは「拡散思考」「収束思考」「メタ認知思考」の三つの思考が効果的に働くことである。特に今まで決して話し合いに慣れていない生徒にとっては、「拡散」はまだしも「収束」の思考は上手く働かせられない。「メタ認知」となると、さらにハードルは上がる。

QFTを用いると、その手順の中に「拡散」「収束」「メタ認知」のすべてが含まれているため、生徒の思考を活発していくことができる。一年の初めから、定期的にQFTを繰り返すことで、思考の方法に慣れさせたいなぁという思惑がある。

また、当然ながらQFTで作った「質問」はそのあとの行動を誘発する。国語の授業単発で見ているとやれることに限りはあるものの、他教科でのALや総合学習での探究まで視野にいれて考えれば、質問づくりに慣れる意味は大いにあるだろう。

問うことは面白いはず

型にはめていくことになるQFTであるけど、本質的には「問う」という知的な活動をスムーズにするための手法である。

慣れてもらうまでは少し手間取るかもしれないけど、ここで「問う」という活動や頭の使い方に慣れてもらうことで、色々な場面で「問う」ことが重要だと気づいてもらえるかもしれないと期待している。

楽しく学んでもらいたい。そのための学びのエンジンとして、QFTが機能できるように、今、ここで上手く仕掛けていきたいな。

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