ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

答え合わせ

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本日は予備校の研究会へ出張。

気分としては今年の入試指導の答え合わせである。果たして自分の見通しでよかったのか、それとも的外れだったのか……。

刻々と変わる状況

あまり内容を事細かに書くと営業妨害な気もするので踏み込まないが、今の入試が色々と「動いている」ということが重要な認識だなぁと思う。

ついウッカリと自分の思い込みや過去の経験で生徒に対して口を滑らせてしまいかねないことが多いなぁと。各所で話題になっている通り、大学の合格に必要なレベルが全く以前とは異なっている。

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こんな記事も出てきたが……データサイエンスの話をしているのに、およそデータサイエンスらしくない間抜けさを感じるが…。

情報系の人気は高いのだが……生徒の成績や適性を見ていると…うーん、と思うことが色々とあったり……複雑な気持ちである。併願のパターンも全然、過去とは異なっているし、行きたい大学よりも行ける大学…という雰囲気を色々と感じたり感じなかったり。

隔年現象も大当たりで、一年前に倍率が緩い学部学科は見事に狙い撃ちされて難化していたし、気軽に出願できる全学部入試やセンター利用入試は当然に偉い倍率でしたし……。

色々と予想通りであったが、それでも宝くじを買いに特攻してしまう心理である。まあ、実際、補欠繰上りが三月末日にあったりと買わないと当たらないのだが……何だか割り切れないものである。

根拠がある勝負をしましょう

それとなく来年度の入試についての私見を述べるならば、「根拠のある勝負」を心がけることだろうなぁと思う。

私学定員厳格化の影響も一段落した感はあるが、次の年の絞り込み方がどうなるかは検討がつかない。ただ、間違いなく弱気、安全志向であるので実力相応のところの間口は広がっているとは思うが、最後まで勝負しきれない場合が多い。

一方で、弱気にならない人に限って、まったく根拠がない入試をしている場合が多い。実力が足りてない、勉強時間が足りていない、にもかかわらず実力相応や安全校は気に入らないから受験しない……そりゃあ、厳しいのである。まぐれでは受からないくらいに今の入試は厳しい。

勉強するべきことは勉強し、気持ちが折れないように受験を迎えられるかが大切なのですよ…。

気付かないのはむしろ…

情報の変化に疎いのは。

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