考査とは自分の授業の採点そのものである。
とはいえ、勉強時間が足りていないと明らかに分かる答案を何枚も見ていると、授業だけの問題なのか……と愚痴りたくもなる。
知識と経験の二項対立を超えないと…
考査はどうしても知識を問うような問題を出さざる得ないし、平均点の調整で色々とごにょうごにょと……。
あちらが立てばこちらが立たず…。なかなか難しい。
どうも全般的に今の教え子は自習で勉強量を稼げないのだなぁという印象を受ける。自分で力をつけようというモチベーションも行動も伴わない。
こうなってしまうと自分の授業で色々な言語活動をすることに意味があるのかなぁと悲しくなってくる。
もちろん、言語活動をすることと知識を身につけることは二項対立ではないのであるが……まとまった知識を身につけるためには、我慢強く時間が必要となるのである。本当は教室でそういうことをやりたくないのだけど……なにせ授業数が今年は悲しくなるほど少ないので、一層、授業では他の人と出来ることをやってほしいという願いがあるのだが…。
投げっ放しはダメですね
今回はついでに動画授業も考査で活用してみたが……思いのほか成果は芳しくない。というか、半分以上の生徒がまともに動画を見ていないし。
動画を使うにしても授業で場所と時間を提供してからでないとダメなんだなぁ。
そして、動画を見るだけだとまったく定着しないのだな。結局、モチベーションと学習管理まで必要。
当たり前っちゃ当たり前なのだが……上手く授業時間の圧縮には繋がらないのだなぁ…。まだまだ研究が必要だ。
ブレンディッド・ラーニングの衝撃 「個別カリキュラム×生徒主導×達成度基準」を実現したアメリカの教育革命
- 作者:マイケル・B・ホーン,ヘザー・ステイカー
- 出版社/メーカー: 教育開発研究所
- 発売日: 2017/04/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)