不調な感覚は抜けないが、仕事に集中した方がどうやら体調はよい。メンタル的に中途半端に仕事を出来なかったことで、余計なことを考えてダメになっている感じはある。
そんなわけで、一生懸命、授業を作りつつ、運動などしていた本日。
よい生徒に示せる素材はないかなぁとYoutube巡りしていたら、こんな動画を見つけた。
なかなか衝撃的なサムネイルだ。中身が気になる人は見て欲しい。最初の20秒くらいでもそれなりに教員が体感している問題点だろう。
期待と批判と
様々な面から教育に対する厳しい目が向けられているとつくづく感じる。コロナ禍で普通のことができなくなったからこそ、新しいことが期待されるが、そう簡単にこれだけ大規模な「学校」という制度は動かない。
とはいえ、上の動画で「約半数」近い生徒がモチベーションが下がってしまっていると示されているように、生徒のフラストレーションも高まっているし、徐々に取り返しがつかないラインが近づいているのではないかというような危機感が教員にもある。
オンライン授業がかなり見た目が派手であるし、この危機的な状況の救世主のように見えるので、世の中の期待値がグワッと高まって、そしてだんだん、失望に向かっているような時期のように感じる。
それは、設備的に整わないという難しさもあれば、「学校」という枠組みを維持しようとする教員と新しい何かを期待する保護者や世間のニーズとのズレが顕在化したり、人によって危機感の持ち方が違うこともあったり……。
このめいめいでバラバラなズレ方が、だんだんとフラストレーションとなって、ICTに対する、オンライン授業に対する失望と飽きが感じられる。
まだ始まってもいないという話もあるけど……。
動画の中で「全員当事者」という言葉が出てきますが、だからこそ、期待と失望の波やうねりが非常に大きく、学校にぶつけられている感じがある。
少しずつ始めよう
色々と試す時期が終わっている。
そろそろ生徒とのコミュニケーションから授業へと移行しようと思う。自分が調子悪いのも、授業がないからではないかという仮説。
冗談はともかくとして、自分も生徒も宙ぶらりんな日々を過ごしているので、もっと張り合いのあることをお互いにしないといけないなと思うのである。
面談を通じて、生徒とのコミュニケーションのチャンネルは確保した。簡単なテキストでのやりとりの方法も練習させた。フィードバックをお互い受けるための方法も確立した。
ここまで慎重に準備してきたので、これからは一気に授業にいけそうな気がする。
トラブルもあるだろうけど、それも込みで。
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一斉配信は楽なのだけど、一律に縛るのではなく、同じ課題でも個別化できるような……そんなしかけをしていきたいな。