ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

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オンラインは甘くない

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今週のお題「オンライン」

はてなブログのお題として「オンライン」が来ているが、明らかにコロナの自粛から来ているよなぁ……。学校における活用が注目されているので、思いつくことをメモしておこう。

ICT活用を進めたいという波がある

この休校を機に、学校のICT化を加速化させようという波が来ているとは感じる。文科省の対応が予想以上に早かった。

www.mext.go.jp

そして、最近、教育にも積極的に関わっている経産省ももちろん強みを活かして私企業の提案をまとめて紹介してくれている。

www.learning-innovation.go.jp

そして、こんなニュースも流れて来ており、明らかにICT化を進めてしまおうという流れを感じる。

www.kyobun.co.jp

各学校の実践の詳細については以下のブログが詳しいので興味がある方はぜひ。

blog.ict-in-education.jp

高校の取り組みの例としては

www.yacchaesensei.com

大学での取り組みの例は

hjl.hatenablog.com

なかなか環境としては厳しい中で使えるものを使って、なんとかやりくりしているのが教育現場なのである。

確かに時間は出来たが余裕はない。

なお、臨時休業中の教員の働き方の状況については以下の記事に詳しいのでぜひ色々な人に読んでもらいたい。

news.yahoo.co.jp

結果を総合すると、人にもよるが、「先生たち、休校ですっごくヒマになった」とは言えない。また、繰り返しになるが、特定の人に負担が集中している可能性も示唆される。

今までなかった環境を構築して実践してトラブルに対処するということをやっているので、なかなかぼろが出やすい状況でもある。

学校のオンライン化は出来るか

おそらく、学校の外側の人が思うほどに、学校のオンライン化は簡単ではない。

「N高があるんだからやれるんじゃないか?」なんて言われることも多いのだが、今ある日中に通学して通ってくるというフレームの学校をそのままオンラインに移しても、学校に通学するということの置き換えにはならないと強く感じる。少なくとも、このコロナ騒動の間に対応が確立され、通学してこなくても問題ないという状況までは成立し得ない。

逆に言えば、N高のシステムがかなり微に入り細をうがつように緻密にシステムを構築しているのだなぁと思い知らされていると言ってもいい。

単純に面白い授業を動画にしたところで、学びの質は保証されない。

日本の学校が担っているものが、単純な「知識伝達」だけではない、というお題目を痛感させられるのである。

子どもたちにとって、学校は面倒なものかもしれないが、学校に通ってくることで生活リズムやメンタルバランスを整えている側面もあり、つながりが絶たれてしまっている現状がなかなか生徒にとって苦しい。

そういう生徒の様子を理解している学校は多いのか、ZoomやMeetの使い方についても生徒との会話を中心にしたり、グループワークの代替に使ったり……人間関係やつながりということを大切にしている取り組みが多い。

リスクマネジメントとして、学校がICT化されることでいつでも学校と家庭と生徒とがオンラインでつながることができれば、それによって授業の可能性も広がるし、生徒のフォローの選択肢も増える。しかし、今、この短期間で、学校に通学することの代替になるほどの環境の構築と、条件整備は難しいだろう…。

教員は何を考えているか

あまり悪口は言いたくないので前向きなことだけ。

基本的に、子どもたちがどういう状況になっているかということに対して教員は心配を募らせている。

やはり一ヶ月も、二ヶ月も生徒に会えないことは、生徒の学びにとって取り返しがつかないような損失になるのではないかという不安を抱えている。

ただ……だからといって、いきなりオンラインで、とはなかなか思わないようでもある。

結局、オンラインでは効果が出せないと思っている節はある。

一面では正しく、一面では正しくない。

上述のように、学校の機能が単純な知識伝達だけではなくて、生活やメンタルまでも含めて子どもたちと過ごしている側面がある。非常に授業という場で生徒が受け取っている情報は多いのである。だから、動画だけではなかなか代替できない。

一方で、だからといって授業だけで生徒が学んでいるわけではないし、そもそも学び方というものを支援しなければいけない面があるのに、休校で生徒を放置して良いということにはならない。オンラインでやれることがあるのに、それを見ないふりしてよいということにもならない。

新しいものに、失敗前提で取り組むということは、立場からしても難しいことは多い。

気持ちは分かる。しかしながら、今、挑戦しないで次の波に耐えられるのだろうか。

挑戦していきたいと自分は思うのである。

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