ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

初等中等教育局メールマガジンがICTネタ2連発

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登録しておくと、何かと面白い読みものが読める初等中等教育局メールマガジン。

www.mext.go.jp

今回の配信号は、同日に2通が送られてきて、内容としてもICTネタ2連発で、なかなか見所がありました。

その1・噂の高谷課長のコラム

コロナ休校中に名前が話題になった高谷課長。

note.com

その髙谷課長が書いたコラムが今日の配信の1つめでは読むことが出来ます。

www.mext.go.jp

「壁」の内側と外側をICTがどのような役割を果たすのかということを書かれています。…相変わらず、「壁」の内側に対する非難が手厳しい。

いずれも外の社会からは、「教育の機会均等」を「時代遅れの現状維持横並び」とはき違え、新たな一歩を全く踏み出そうとしない教育現場の悲惨な姿

ここまで直球で言ってしまうか……。

現状維持に固執するあまり、現場の新しい取り組みの芽を摘むことは、決して文科省の意図するところではありません

はい、ここテストに出ますよー。

www.sankei.com

(1)学校内での管理方法やトラブル発生時の責任の所在の明確化(2)一部サイトへの接続を制限する「フィルタリング」を保護者が設定(3)正しい使い方を学校や家庭が生徒に指導-を前提

一方では、こんな調子で壁を一生懸命、建設しているというのに……いやはや。なかなか、どこも思い切って何かを変えようというコンセンサスは取りにくいらしい。

その2・実際のオンライン授業の苦闘ぶり

もう一つの記事の方が面白い。

江東区立第三砂町中学校支援の会による、オンライン授業の確立や運用を巡る奮闘記である。

www.mext.go.jp

こちらの記事は「ICTなんて出来ない」「オンライン授業なんて無理」「機材がないから厳しい」と手をこまぬいている状態の学校にこそ読んでもらいたい。

よいなぁと思うのが、学校の外からの提案を、学校が受け入れ、協働しながら少しずつハードル低く始めている点である。

まぁ…Zoomの無料アカウントで無理矢理運用しているところに苦しさがあったりと思うところはあるのだが、「顔を見てつながる」ということの大切さを判断して、柔軟に運用したのがとてもよい印象です。無料アカウントだから時間的に授業にならないからやらない…ではなく、無理矢理でも工夫すればできるからやろう!となったのがよいですね。

コロナが去ってICTは過去のものに…

コロナが去って、ICTからおさらばしている人が多少…。

生徒の方が、オンラインで質問できたり面談できたりということに味をしめて、どんどん使おうとしているのに、教員が封印してしまったのでは、元も子もない…というか、たちが悪い。

背伸びをしなくても良いので、日常的に使い続けていくことを考えてもらいたい。

個人的なことを言えば、東京のこのコロナの感染者数であることを考えれば、学校を地区ごとに、この学校は登校日、他の学校はオンライン授業の日というような運用にして、生徒の移動自体を減らして良いんじゃないの?と思っている。

健康で、普通の生活が出来る、恐怖も感じない人のためだけに、学校があるのかな?

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