ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

緩急をつける

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十二月も下旬に入り、いよいよ授業が終わり、年末へ。

逆に言えば、この時期の授業の緩急はどうしたらいいのでしょう?

欲張らずに欲張る

正直なところ、この時期に無理に授業を先に進めても、1月には綺麗さっぱり忘れる可能性が高いので、あまり時間や手間のかかることはやりにくい。スパッと短時間で集中して、それでいて効果のあることをやりたいところである。

その点からすると、個人的には韻文がいいだろうと思っているのだが、なかなか準備をし始めて、資料を掘り起こし始めると、あれもこれもとなってしまう。

つい、生徒の学びの成果を評価するためのパフォーマンスを考えると、大がかりなことになりがちなんだが、もう少し、足下を固めるような「ちょっとしたこと」をちゃんとやってもらえるようにした方がいいのだろう。

ちゃんとしたフィードバックまで考えると、小単元とはいかないもので…。適切な負荷で、適切なフィードバックを与えられるように、やることを決める…というよりは、やることを削っていくという作業が重要であるように思う。

そもそも、今の時期に合わせて、適切なことを小さくやればいいのである。あれもできる、これもやりたい……と欲張ると、結局、中途半端に形にならないのである。

でも、一方で、ただの「面白かった」というだけにならないような負荷をかけたいのである。そりゃあ、楽しく終わらせようと思えば、簡単な「ネタ」はいくつでも持っている。

しかし、そうして浪費してしまうには、あまりに一年間の授業回数は少ない。

だからこそ、ちゃんと負荷をかけて、生徒たちのベストパフォーマンスを期待したいのである。

今は蓄える時期

とはいえ、根本的には、今は蓄える時期で良いのである。少し、神経が張り詰めているのを解すような余裕があって良いはずだ。

少し、身体を使うような、そういう授業をしたいなと思う。根本的に、身体が凝り固まってしまっているのを解すためには、身体を動かすのが一番なのである。

学びに向かうための身体の準備……緊張しっぱなしだった、教室空間を少し緩めて、エネルギーを蓄えたい。

安心の状態や安定の状態は、メンタルよりも先に、身体的な感覚でくるのだと思う。そし、そういう身体的な安心や安全が察知されるときに、十分に深い学びが成立するのだと思う。

アクティブラーニング型授業の基本形と生徒の身体性 (学びと成長の講話シリーズ)
 

固くなっているなぁ、生徒も、教員も。

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