夏季講習に向けて、漢文のプリントを作成する連休最終日。
久々に漢文の授業の準備をしていると、訓点をどうやってWordで表現するかを忘れがちである。
LaTeXでもいいのだけど
一太郎は使ったことがないので、事情がどういうことになっているのかは分からないが、Wordで漢文の訓点を表現しようとすると一苦労がある。
だから、それなりの分量を長期的に取り組むのであれば、LaTeXを使った方がおそらく合理的である。漢文用の組版も世の中は親切にも準備してくれているので、それを利用すれば良いのである。
ただ、今回はピンポイントのリリーフなので、またしばらく漢文を教えることもないので、パッケージを準備して記法に慣れて…というコストまで割いてLaTeXを使う気にもならかったし、修正するときに学校の校務PCだとLaTeXは使えないので、まあ、Word一択なのであった。
なお、ちょっと調べてみるとCloudlaTexでも漢文のテンプレートが使えるらしい(未実験)ので、それで教材準備するのも手なのかもしれないが、それは今後の課題としておこう。
見栄えを考えればLaTeXに慣れるのが一番良いのだけどね。
Wordでもそこそこ
Wordでもあまりこだわらない設定で適当にやってもそこそこ見栄えするプリントは作れる。一番、厄介であろう再読文字や竪点についても
このくらいの見た目には整えることが出来るので、まあ、許容範囲内でしょう。
これらの表現は漢文以外の普段使いだと自分は使うことがない*1、「フィールドコード」をいじることでどうにかする。
上の「盍」はこういう設定になっている。
BIZ UD明朝は趣味です。
まあ、詳しく解説するほど詳しくはないので、気になる人は、「漢文 Word フィールドコード」で検索してみるとだいたい塩梅が分かると思いますよ。
手書きした方が早いという説もありますが……。
*1:厳密に言えば、ページ番号や日付を入れるときに使っているとは言えるけど、ちゃんとコードを使って操作するのは漢文くらいなものである。