採点の祭典。
弊社はデジタル採点の機材があるので、採点の手間を大いに減らすことが出来てる。とはいえ、機械は指示したとおりにしか動いてくれないので、あいまいに融通してくれることはないのである。
準備が意外と大変で…
便利なデジタル採点ではあるけど、事前に色々な準備をしないと採点できないようになっている。例えば、そもそもスキャンしたデータをどうやって設問ごとに採点するの…?という単純なことに対しても、事前に準備しなければいけないのである。
基本的に、パソコンの操作にはそれほど苦痛を感じないで、それなりに慣れている自分が準備する場合であっても、小一時間くらいは採点前の準備にかかる。これが、そもそもパソコンを操作することが苦手な人にとっては、どれくらいの時間がかかるか……。
一応の、マニュアルみたいなものは当然存在するのだが、教科によって解答用紙の創り方が違ったり、設問ごとにマニュアルの通りでは対応できないようなパターンが出てきたり……やってみるとなかなか上手くいかないものである。
名簿一つ準備するのも、慣れていない人が扱うとなると、Excelの自動入力機能が悪さをしたり……と思わぬ挙動を見せるのである。
まあ……慣れだと思うんですよね。
余計なミスを防ぐ設計を考える
採点とその後の処理を考えると、あきらかにデジタル採点を使った方がよいと感じている。
だから、デジタル採点を始めるタイミングで、余計なことが起こらないようにするために、そもそもの問題の設計や解答用紙の設計を考えるようになるのである。
例えば、紛らわしい記号を使わないようにするとか、解答用紙に余白を多く持たせておくとか……細々としたテクニックが出てくる。
機械に振り回されていると、批判されるのであれば、まあ、その通りではあるのだけど、やってみると自分がやっていた「わかりにくい」設計を少しはマシに出来ているような気がする。
いかんせん、相手が機械なので雑なことをすると思い通りの成果が出てこない。
少しずつ、丁寧に自分を改善するという感覚である。
テクニックを共有しながら…
この手の道具は一人だけで使っていても上手くいかない。
やはり便利なものは便利だと共有し合うことで、少しずつ自分の仕事も減っていくし、周りもハッピーになるものである。